ヘッジファンドの運用戦略
2020.9.30

株式会社AWARDの渡邉です。

皆さんはヘッジファンドという言葉を聞いたことがありますか?『ヘッジ』とは直訳すると『避ける』という意味で、ヘッジファンドは相場が下がったときの資産の目減りを避ける、という目的で作られている『ファンド』つまり『投資信託』の一種となります。

富裕層の多くは相場の下落時に備えるためにヘッジファンドを運用資産に組み込んでいます。本日はヘッジファンドの運用戦略についてご紹介します。

ヘッジファンドが目指すのは?


ヘッジファンドというと、横文字が並んでおり怖いイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際にはその名の通りリスクをヘッジしている投資信託なので、市場のリスクを受けにくく作られているケースが多いです。

ヘッジファンドが目指すのは『絶対収益』です。つまり相場が良いときも悪いときも利益をあげる、というのが根底に流れている考え方になります。普通の投資信託はインデックスファンドにせよ、アクティブファンドにせよ市場の動きに連動した結果がでます。しかし、ヘッジファンドは相場の上がろうが下がろうが停滞しようが、利益がでるように色々な手法を駆使している、ということになります。

ヘッジファンドの代表的な手法


ヘッジファンドにはいくつか代表的な手法がありますのでご紹介させていただきます。

まずはロングショートです。通常株式は買いで持つことが多いですが、ここに売り(空売り)を組み合わせるという手法です。空売りをすると市場が下がっているときでも利益をあげることができるため、絶対収益を目指すことができます。

似たような戦略にマーケットニュートラルというものがあります。こちらは買いと売りを50%ずつ持ち、市場がどう動こうが市場の影響を受けない状態にするという手法です。割安な株を買い、割高な株は売る。そしてその金額の割合を売り買いそれぞれ50%にする、ということですね。すると市場の変動に関係なく、個別の株式の割高・割安が解消されることで利益が上がります。

またアービトラージ(裁定取引)という手法も市場の変動を受けません。こちらはいずれ価格が一致することが決まっている日経平均株価と日経平均先物のような商品の価格差が開いたときに同時に売買し、その差が縮まった際に決済することで差益を得るという手法です。最近ですと為替を利用したアービトラージなども存在しています。

他にもグローバルマクロCTAなど有名な戦略がありますので、ご興味のある方は調べてみてください。

ヘッジファンドのリスク


こうしたヘッジファンドは通常の投資信託のように市場の影響を受けない代わりに、異なる種類のリスクを秘めている場合があります。絶対収益と聞くと魅力的ですが、ずっと勝ち続けることができているヘッジファンドというのはほんの一握りである、というのも知っておいていただければと思います。

しかし、そうしたリスクを把握した上でも、資産の一部にヘッジファンドを組み入れるのは相場の変動に備える有効な手段です。最近はネット証券で気軽に買えるヘッジファンドなどもありますので、ぜひチェックしてみていただければと思います。

カテゴリーから記事を探す