今こそジュニアNISA?
2020.9.18

株式会社AWARDの渡邉です。

ジュニアNISAを利用している方はいらっしゃいますでしょうか?NISAやつみたてNISAは利用しているけれども、ジュニアNISAは使ったことがない、という方は多いのではと思います。実際のところジュニアNISAは使い勝手が悪い制度として、あまり人気のない制度でした。

そんなジュニアNISAですが、2023年に制度が廃止になることが決定しています。普通に考えれば廃止になる制度というのは、使いたくないと思うもの。しかし、ここには盲点があり廃止になることで使い勝手の良い制度へと変貌を遂げているのが現在のジュニアNISAとなります。

各NISAの口座数


現在NISAと名の付く制度は『NISA』『つみたてNISA』『ジュニアNISA』の3つがあります。『NISA』『つみたてNISA』は制度を利用する年の1月1日に20歳以上で日本に住んでいる方が対象となります。『ジュニアNISA』は口座を開設する年の1月1日時点で0歳から19歳の方が対象です。

それぞれのNISAの口座開設数を2019年12月末時点で比較すると、

NISA:1,176万6,629口座

つみたてNISA:188万8,946口座

ジュニアNISA:35万3,080口座

と圧倒的に口座開設数がすくないのがジュニアNISAでした。口座開設数が伸びなかった最大の理由は払い出し制限と考えられます。ジュニアNISAでは非課税期間は5年間しかないのにも関わらず、3月31日時点で18歳である年の前年の12月末までは非課税での払出しができないルールとなっていたのです。ですから大学の学費に使うことはできても、高校の学費などには使えないお金になってしまうといった流動性上の問題がありました。

制度廃止で使い勝手が良くなった?


しかし、この流動性の問題がジュニアNISAが廃止になることにより、かなり緩和されます。20歳になる前にジュニアNISAが終了してしまう場合、つまり2024年になった時点でお子さんがまだ20歳になっていなければ、お子さんが20歳になるまではジュニアNISAで運用していた資産を非課税で保有し続けることができます。

具体的にご説明すると、制度が終了する2023年までは、毎年80万円の非課税投資枠を利用して投資することができ、お子さんが20歳になるまでは非課税で運用ができます。2020~2023年まで投資が可能なため、80万円×4年間=320万円を非課税で運用できるということですね。

2023年になりジュニアNISAが終了すると、継続管理勘定へジュニアNISAで運用してきた資産をロールオーバーできるようになります。5年間の非課税期間が終了した資産から継続管理勘定にロールオーバーしていくことで、口座開設者本人が20歳になるまで非課税で保有し続けることができるのです。

現在わたしの子供は0歳ですから、80万円×4年間=320万円を20年弱も非課税で運用できてしまう、ということですね。

NISAを使いこなす


このようにジュニアNISAは制度廃止に伴い流動性の問題が大きく改善され、有利な制度となりました。親御さんでNISAを使っているという方は、非課税期間も長くなる可能性がありますし、ジュニアNISAも活用を検討してみてはいかがでしょうか。

NISAは年間120万円が5年間非課税、つみたてNISAは年間40万円が20年間非課税、ジュニアNISAは80万円が2023年までの4年間限定で非課税期間はお子さんの年齢が20歳になるまで、ということですね。すこし複雑ですが、上手に使えると非常に有利な制度と言えるかと思います。

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