一括投資と積立投資
2020.9.13

株式会社AWARDの渡邉です。

手元にまとまったお金がある場合、一括投資と積立投資とではどちらを選択するのが好ましいのでしょうか。最近は積立投資を推奨している方が多いイメージがありますが、実は一括投資の方が有利であることが多いです。本日は一括投資と積立投資の使い分けについてご紹介していきたいと思います。

負荷が少ない積立投資


積立投資のメリットとして良く語られるのはドルコスト平均法です。ドルコスト平均法とは、一定期間ごとに一定額ずつ対象となる投資商品を購入することによって、購入単価を平準化できるという方法となります。また一定額ずつ購入することによって、対象の商品が割高なときは少しだけ購入でき、対象の商品が割安なときには多く購入できるという効果もあります。

月々の積立投資は、つみたてNISAやiDeCoなどでも利用されていますが、月々の定額から投資を開始することが出来る点で心理的な負荷も小さくなるというメリットがあります。手元にまとまったお金はあるけれど、一度にそれを投資するのは怖いという方も多いため、そういった方は積立投資から投資を始めてみるのは良いと思います。

機会損失を減らす一括投資


一方でまとまったお金が手元にあるにも関わらず、あえて積立投資を選択するというのは、資産運用の機会を損失している可能性があります。例えば手元に1,200万円のお金があるとしましょう。これを10年間運用したいという場合に、1,200万円を一括投資するのと、月々10万円ずつ10年間で積立投資するパターンを考えてみましょう。

一括投資の方は1,200万円というお金を10年間フルに運用することができます。一方で月々10万円ずつ投資を行った場合、最初に投資した10万円こそ10年間フルに運用することができますが、9年と11か月の時点で投資した10万円はたったの1か月しか運用することができません。

年利5%で運用が可能な場合、

【一括投資】

1,200万円⇒1,955万円

【積立投資】

1,200万円⇒1,585万円

と結果には大きな差が生まれることになります。手元にまとまったお金がある場合、あえて積立投資をするよりは一括投資をした方が合理的であると言えるでしょう。

購入価格を分散したい場合


このように積立投資と一括投資ではそれぞれメリットが異なります。両者の良いところを上手に組み合わせて資産運用には取り組んでいただけると良いかと思います。わたしの場合でしたら、ある程度の手元の資金があり月々の貯蓄もできているという方でしたら、手元の資金はリスクを抑えた投資商品の組み合わせ(ポートフォリオ)を作り、月々の貯蓄は積立投資に回していくというのをお勧めいたします。

人によって好む投資のやり方には差がでますが、気持ちの面と合理性の面を上手く両立できる方法を探してみてはいかがでしょうか。

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