株式会社AWARDの渡邉です。
お金には主に4つの付き合い方があります。お金との付き合い方を最適化すると、資産を形成していくことは難しいことではなくなってきます。本日は資産を形成するための、お金との4つの付き合い方についてご紹介させていただきます。
お金との4つの付き合い方と言うと、どんなことが思い浮かびますか?わたしがいつもお伝えしているのは、
1.稼ぐ
2.貯める
3.殖やす
4.使う
の4つとなります。これに加えて『借りる』や『守る』を挙げる方もいらっしゃいますが、ここではあえて省かせていただきます。この4つを適正化することは資産形成を加速させる上で非常に重要です。特に重要な順から見ていきたいと思います。
この4つの付き合い方の中で最も最初に手を付けるべきはどこだと思いますか?それは、
『使う』
の部分であるとお伝えすることが多いです。お金の使い方をコントロールすることで、自然とお金は貯まるようになってきますし、殖やすことのできるお金も大きくなっていきます。特に見直しによって大きな変化があるのは固定費の部分でしょうか。家賃、光熱費、通信費、保険料などを最適化することで、日々出ていくお金を減らすことができます。
使う部分が最適化されていないと、どんなにお金を稼いだとしてもそのお金がすべて出ていってしまう、ということにもなり兼ねません。これは実際にいらっしゃった方の例なのですが、年収2,000万円を稼いでいる30代半ばの会社役員の方で、貯金は40万円しかない、という方がいらっしゃいました。毎月100万円以上手元に入ってくるお金は、すべて交際費などに消えてしまっているとのことでした。
大きなお金を稼ぐことに成功したとしても、『使う』という支出の部分に一切目を向けない場合は資産形成ができない場合があるので気をつけたいところです。
使うの次に大事なのは、
『稼ぐ』
の部分であると言えるかと思います。入ってくる金額が異なると、資産形成のスピードに違いが生じるのは当たり前の話ですよね。月収30万円の方と月収35万円の方の月々貯められる額について考えると非常にわかりやすいかと思います。お二人とも月々の生活費が25万円だとすると、月収30万円の方は月々5万円しか貯めることができませんが、月収35万円の方は月々10万円を貯めることができます。
これが10年続くとすると、月収30万円の方の貯蓄額は、
5万円×12ヶ月×10年間=600万円
月収35万円の方の貯蓄額は、
10万円×12ヶ月×10年間=1200万円
となるわけです。月収30万円と月収35万円と聞くとさほど大きな差には感じられませんが、10年後の資産額には2倍の差がついてしまうわけです。
普段は資産運用のお話をすることが多いこちらのコラムですが、『使う』『稼ぐ』という部分がその土台になっています。ぜひこれらについても日々の生活の中で意識していただければと思います。
こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。