成果報酬型の投資信託
2020.9.7

株式会社AWARDの渡邉です。

成果報酬型、という言葉を聞くとあなたはどう感じますか?わたしは、

・公平

・理に適っている

・厳しい世界

というようなイメージが湧いてきます。そんな成果報酬を投資信託において導入することを、三菱UFJ国際投信が決めたそうです。本日はその成果報酬型の投資信託の仕組みについて見てみましょう。

手数料体系は?


成果報酬が導入されるのは、三菱UFJ国際が今月23日に設定するアクティブ型の投資信託となります。国内のアクティブ型の投資信託の信託報酬は平均で年間1.5%程度となっていますが、今回設定される投資信託の場合は固定の信託報酬はたったの0.04%となっており、インデックスファンドを含めても国内で最安値水準となっています。

その代わりに基準価格が最高値を更新した際に、一定期間の価格上昇分の15%を運用会社が成果報酬として取るとのことです。投資信託の基準価格は10,000円からスタートするようにできていますが、一定期間に10,000円から11,000円に値上がりした場合には150円分が手数料として徴収されるようなイメージですね。

成果報酬はお得なのか?


成果報酬が導入されるというのは、個人的には非常に公平なように感じて印象は良いです。ただし、お得かどうかは数字でキチンと考える必要があります。株式型の投資信託の場合、期待されるリターンは年間に平均して5%程度が見込まれます。そのため、年間5%の15%となると、0.75%程度の成功報酬を元々見込むことができていると言えます。

この場合の年間の手数料は、固定の信託報酬0.04%と成功報酬の0.75%を足して0.79%となります。これでも国内のアクティブ型の投資信託の平均である約1.5%と比較すると半分程度となりますから、なかなか意欲的な投資信託なのではないでしょうか。

運用者の腕次第では、より高い運用成績を上げて大きな成功報酬を運用会社が得ることになるわけですが、その場合には投資家の運用成績も良くなるわけですので、運用者と投資家とが良い関係性でいられそうな商品ですね。

アクティブファンドの質が上がる?


成果報酬が導入されることで、今まで以上に投資信託を運用する方の腕が問われることになります。投資信託の運用を司るのはファンドマネージャーと言われる方になりますが、成果報酬の導入によって日本で優秀なファンドマネージャーが生まれてくると嬉しいですね。

海外のヘッジファンドなどですと、成果報酬というのは普通に導入されているものでもあります。日本の運用業界のレベルアップに繋がる取り組みになっていくことを期待したいと思います。

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