Zoomの快進撃
2020.9.3

株式会社AWARDの渡邉です。

テレワークが一般的になってきた昨今、ビデオ会議ツールであるZoomを使ったことがあるという方はかなり増えているのではないでしょうか。わたし自身も1週間に数件はZoomを使ったビデオ通話を行っています。

そんな身近になってきたZoomの株価が、9月1日に40%も上昇しました。もともと人気が高まっていたZoom株ですが、なぜ急に40%も上昇することになったのでしょうか。

急上昇の理由は決算


Zoomの株価が急上昇した最も大きな理由は決算となります。5~7月の決算が発表され、Zoomの売上高は、前年比355%増の6億6,350万ドルに達していることが公表されました。これはアナリスト予想として出ていた数字である5億50万ドルを大きく上回る結果となります。

わたしもZoomは有料プランを使っていますが、月々2,000円の料金を払うことで複数人とのビデオ通話を時間無制限で行うことができます。こちらの有料プランを使っている方が急激に増えてきました。また10人以上の従業員を抱えている顧客数も、前年比458%の37万となり、素晴らしい成長率を示しています。

そして、調整後1株当たり利益は0.92ドルとなり、アナリスト予想の0.45ドルの2倍以上となりました。このような非常に素晴らしい数字を決算で示すことができたのが、Zoom株が40%も急騰した理由となります。

サブスクリプションモデル


Zoomのサービスは毎月課金型のサブスクリプションモデルなので、急な売上の減少なども起きにくく、安定した売上が見込めることもメリットです。また既に受注され今後見込まれている売上の中で、決算上では売上として計上されていない部分があることも公表されています。その数字を読み解くとZoomの急激な売上増は一過性のものではなく、人々の生活の中にZoomが定着してきており、今後の売上も安定して見込まれることがわかります。

Zoomの年初の株価は68.72ドルでしたが、決算後の株価は457.69ドルにまで上昇しました。年初から6.7倍の株価になったということになります。新型コロナウイルスの影響でテレワークが世界中に広がったことはZoomの追い風にはなったと思いますが、非常に多くの需要が起こったタイミングで様々な問題に適切に対処できているZoomには成長する準備が整っていたというようにも感じます。

世の中の潮流に合った株


Zoomの躍進は世の中の潮流に合った会社が高く評価されることをよく示していると思います。今回の株価の急騰でZoomの時価総額はIBMを超えています。かつては世界で一番のIT企業でもあったIBMの時価総額を超えてしまったというのに、トヨタの時価総額を超えたテスラのような勢いを感じます。ちなみに従業員数はIBMが約35万人、Zoomは約2,500人です。100分の1以下の社員数で、この時価総額を実現してしまったというのは、すさまじいものがあります。

今後も世の中に急激に広まり、多くの方から必要とされることになるサービスが生まれてくると思います。そういったサービスを作っている会社の株式に注目しておくと、面白い成果を得ることができるのではないでしょうか。

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