NYダウ構成銘柄入替
2020.8.26

株式会社AWARDです。

NYダウと言えば、S&P500と並んで米国の代表的な株価指数となります。そんなNYダウが構成名柄の入れ替えを発表しました。30銘柄が指数の算出に使われるのですが、いったいどこが採用されてどこが外れることになったのでしょうか。

新規に採用された銘柄


NYダウに新規に採用されたのは下記の銘柄です。

セールスフォース(クラウドサービス)
時価総額:1947億ドル

アムジェン(バイオテクノロジー)
時価総額:1454億ドル

ハネウェル(電子制御システム)
時価総額:1155億ドル

セールスフォースなどは顧客管理のクラウドサービスで日本でも名前が知られてきている会社なのではないでしょうか。ここ5年間ほどでも株価は3.1倍となっており、とても勢いのある企業です。アムジェンはバイオ技術を用いた開発を行う製薬会社です。こちらは5年間で1.6倍になっています。ハネウェルは電子制御システムや自動化機器を製造販売している会社です。5年間では1.7倍ほどになっています。

ダウから外れた銘柄


それではダウから外れた銘柄はどのようなところになるのでしょうか。

エクソンモービル(エネルギー)
時価総額:1729億ドル

ファイザー(製薬)
時価総額:2134億ドル

レイセオンテクノロジーズ(軍事産業)
時価総額:931億ドル

となっています。この中でもエクソンモービルは2006~2012年にかけて米国最大の時価総額を誇る時期がありました。この超巨大なエネルギー企業がNYダウ構成銘柄から外れるというのは、時代の移り変わりを反映するかなり衝撃的なことであると言えます。

今回NYダウ構成銘柄から外れてしまう銘柄の過去5年間の株価の推移を見てみると、エクソンモービルが0.54倍、ファイザーが1.2倍、レイセオンテクノロジーズが1.0倍となっています。今回採用された銘柄と比較すると株価が低迷していることがお分かりいただけるかと思います。

NYダウは伝統ある指数ではありますが、今の米国の状態をより正しく反映するためには、エクソンモービル、ファイザー、レイセオンテクノロジーズよりも、セールスフォース、アムジェン、ハネウェルの方が良いという判断になったということですね。

時代の変わり目


NYダウの構成銘柄の入れ替わりは、時代を移す鏡のように考えることが出来るかと思います。2018年6月には、NYダウという指数が算出されるようになった当初から組み入れられていたゼネラル・エレクトリックが除外され話題になりましたが、今回のエクソンモービルの除外もそれに匹敵するくらいのインパクトのある出来事かと思います。

エネルギーからIT・クラウドへ、といったような経済の流れを反映した今回の銘柄入替だったのではないでしょうか。なお、銘柄を入れ替えたNYダウは8月31日の取引から算出されるとのことです。

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