金利と投資
2020.8.11

株式会社AWARDの渡邉です。

皆さんリスクを取らずにもらえる金利があるとしたら、その金利を得たいと思いますか?本当の意味で全くリスクがなくもらえる金利というのは世の中に存在しないのですが、概念的なものとしてリスクがないとされている資産は存在しています。

本日はそんなリスクがないとされている資産とその金利から、今投資した方が良い投資対象についてご紹介したいと思います。

リスクフリーレートとは


概念上、リスクがなく得られる金利として利用されるのが、国債の金利となります。特に10年国債の金利はリスクフリーレートとして、概念上リスクがない金利として扱われることが多いです。国債というのは国が発行している債券の金利ですので、国が破綻しない限りその金利は支払われます。国が破綻する事態と言うのは限りなく起こりにくいということで、10年国債の金利はリスクがない金利として扱われるのです。10年国債が特に使われるのは発行量が多く、代表的な長期国債とされているからです。

ちなみに現在米国の10年国債の金利、つまりリスクフリーレートは0.58%となっています。つまり、ドル建てで現在ノーリスクで得られる金利というのは0.58%ということですね。

長期間の金利の推移


現在の米国のリスクフリーレートは0.58%となっていますが、過去には米国の10年国債はもっと高い時代がありました。例えば1980年代の前半には、10年国債の金利が15%という非常に高い時期もあったのです。1年あたり15%の金利が得られるというのは破格の金利に感じられますよね。

ちなみに1990年代にも8%程度の金利はありましたし、2000年代に入ってからも6%程度の金利はありましたから、現在の金利が寧ろ歴史的な低金利と言うことができます。

こうした低金利の状態が続くようになったのはリーマンショックの後からになります。金融危機に備えるために始めた低金利を維持する政策が長らく続いているということですね。2015年からは金利の状態を正常化すべく利上げも行われましたが、新型コロナウイルスによる経済低迷を抑え込むために現在の政策金利はほぼゼロになっています。

低金利のときこそ株式投資


こうした低金利のときにはどのような投資対象に投資するのが良いのでしょうか。この問いに対する答えとしては、『株式』がかなり有望な答えとなります。米国債の金利が低いと、米国の銀行の預金金利も下がります。ということは、債券に投資したり銀行に預金してもお金が殖えない、つまりお金を少しでも増える場所に移したいというモチベーションが働くわけです。

そうして少しでもお金が殖える場所というのが株式市場になります。国債や銀行の金利が低いわけですから、多少株式投資から得られるリターンが小さくなったとしても、そちらの方が良いという考え方になるのです。すると、株式は割高な状態でも容認されやすくなります。

というわけで、現在の株式市場、特に米国の株式市場は割高な状態でも容認がされやすい状態にあると考えられます。すでに株価は高い、と考える向きもありますが、この状態はしばらくは続くかもしれませんね。

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