日米英の家計金融資産
2020.7.27

株式会社AWARDの渡邉です。

日本は世界でも有数のお金持ちな国です。貯蓄が好きなのに加えて、10数年前までは世界第二位の経済大国であったことが影響していると言えます。

しかし、現在はお金持ちかもしれませんが、今後どうなっていくかに関してはかなり不安なデータがあります。本日は日米英での過去の家計の金融資産の増え方についてご紹介したいと思います。

20年間での資産の増え方


日米英の1995年から2015年にかけての家計金融資産の増え方を比較すると次のような差があることが分かっています。

日本:1.47倍

米国:3.11倍

英国:2.27倍

日本も1995年を基準にすると約1.5倍ほどに家計金融資産は増えているのですが、米国と英国は日本をはるかに上回る増え方であるのがわかります。

いったいなぜこうした差が生まれるのでしょうか。この資産の増え方の差は、資産運用を効率よくできているかで主に生まれているようなのです。資産の増えた中で資産運用が寄与している部分を見ると、

日本:1.15倍

米国:2.32倍

英国:1.63倍

となります。米国では資産運用の力だけで、20年間で家計金融資産が2倍以上になっています。一方で日本では20年間で15%しか増えていないことになります。

資産の持ち方の差


資産運用による資産の増え方が小さいことは、日本の課題かと思います。各国の資産の増え方は現預金の割合と大きく関係しています。各国で資産のうち現預金で持っている割合を見ると、

日本:51.9%

米国:13.7%

英国:24.4%

となっています。こうして見ると、現預金の割合が高い日本が最も資産が増えておらず、現預金の割合が最も低い米国が一番資産が増えていることが分かります。

米国は株式や投資信託の割合が29.0%と高く、お金が増えやすい資産を多く保有していました。つまり、現預金の比率が低く株式や投資信託の比率が高かった米国が、過去20年においては最も資産を増やすことに成功してきた、と言えます。

自身の資産比率は?


皆さんの資産構成はどのようになっていますか?日本、米国、英国だとどこに一番近いでしょうか?

現預金の比率が高いのは日本の特徴ですが、過去のデータを見る限り、現預金の比率が高すぎるのは資産を増やしていく上で不利に働きそうです。

最も資産を効率的に増やしてきているのは米国でしたから、現預金や株式・投資信託の割合は参考にするのが良いでしょう。貯蓄から投資へというのは、日本の政府が以前から言っているスローガンですが、ぜひ意識してみてはいかがでしょうか。

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