株式会社AWARDの渡邉です。
投資の手法として、順張り逆張りという言葉を聞いたことがあるでしょうか?投資の用語ではありますが、普段の生活の中でも使える言葉なのではと思います。本日はこちらの用語について意味をご紹介させていただきます。
順張り、逆張りとは投資手法の一種です。
多くの買いが集まって株価などが上昇しているときに買い、逆に下落基調のときには売るというのが順張りです。こちらは株価が上昇・下降トレンドにあるときに、そのトレンドに乗っていくというような投資スタンスとなります。
一方、株価などが下落しているときにあえて流れに逆らって買うような手法を逆張りといいます。相場の下落局面で買い、上昇局面で売るという投資手法です。株価が適正水準よりも大きく下落したときに買いを入れて、反発したところで売るというような、相場の大きな流れに逆らって動くような投資スタンスであると言えます。
順張りと逆張りではどちらの方が勝ちやすいと思いますか?
順張りと逆張り、どちらを選ぶべきかは昔から議論の尽きないテーマですが、どちらかというと逆張りより順張りの方が安全な印象があります。一例で言うと、下落トレンドにある銘柄よりも、上昇トレンドにある銘柄を買った方が良いのではということになるでしょうか。
ちなみに日本人は逆張りの方が好きであると言われることがあります。流れが反転するところを捉えられると、実際利益は大きく取れることになります。ただし、その反転のタイミングを感覚で決めてしまっている場合、反転すると思って買った株が下がり続けて塩漬けになってしまったり、反転を期待して損がでているのに追加で買い進めてしまい大きな損失を被るといったことが起きることになります。
こうした順張り逆張りの考え方は普段の生活の中でも使えるのではと思います。世の中の流れを捉えて、そこに乗るのか、それともそれに逆行するのか、ということですね。今伸びている業界で働くのは順張りと言えますし、だんだんと衰退している業界であえて働くことで自分の価値を高めようとするのは逆張りと言えそうです。
どちらを選択しても良いですが、自分の選択にどういう傾向があるのかは、客観的に見ていけると良いかもしれませんね。日々の選択の中で、これは世の中の流れに沿った順張りかな?それとも逆らっている逆張りかな?というのを考えると自身の選択の傾向がわかってくるのではないでしょうか。
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