トヨタとテスラ
2020.7.19

株式会社AWARDの渡邉です。

日本の誇る自動車会社と言えば、トヨタの名前を挙げる方が多いのではないでしょうか。最近まで世界の自動車会社の中でナンバーワンの時価総額を誇っていた会社です。

しかし、今月の頭にトヨタがその座を明け渡すことになりました。トヨタに変わり自動車会社の中での時価総額1位の座を手にしたのは『テスラ』です。

テスラとは?


テスラは、アメリカ合衆国のシリコンバレーを拠点にして、二次電池式電気自動車と電気自動車関連商品、ソーラーパネルや蓄電池等を開発・製造・販売している自動車会社です。本社所在地はカリフォルニア州パロアルトであり、社名は電気技師であり物理学者であるニコラ・テスラにちなんでいます。

現在テスラの時価総額は、2782.12億ドル。日本円に直すと約30兆円になります。ちなみトヨタの時価総額は現在約22兆円ですから、7月頭に抜かれてからさらに差をつけられていることになります。

自動車出荷台数で比べると?


しかし、時価総額だけでは企業の本当の実力はわかりません。

例えば2019年の世界での自動車の販売台数を見てみると、

トヨタ:1074万台

テスラ:36万7500台

となっており、テスラはトヨタの約30分の1に過ぎません。業績面でも、直近の4四半期の利益で比較すると、

トヨタ:2兆円以上の黒字

テスラ;約150億円の赤字

となっています。1年間で2兆円を超える当期純利益を計上しているトヨタに対して、テスラは四半期ベースで黒字を出し始めたといううレベル感です。企業としての本当の規模には相当な差があることがわかります。

将来性に期待されているテスラ


それではこれほどの差があるにも関わらず、なぜテスラ株は買われるのでしょうか。それはこれからの成長の余地が大きいと考えられているからです。テスラの強みはこれから伸びるとされている電気自動車の分野で世界をリードしていることにあります。ちなみに電気自動車に限って言えば、テスラは世界1位、トヨタは世界12位の自動車会社となります。

やっと黒字を達成し始めた企業が30兆円もの時価総額をつけるというのが株式市場の面白さでもあります。今後株価が下落する可能性もかなり高そうに見えますが、株式の値付けのされ方の面白さを知る上では良い材料かと思います。将来に対する期待が株価に大きく反映されている一例として考えれば良いでしょう。

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