先物取引が祝日も可能に
2020.6.23

株式会社AWARDの渡邉です。

株式や先物の市場は平日に動いており、土日・祝日はお休みとなっています。しかし、このお休みの日のうち祝日においては、今後先物の取引ができるようになるようです。

諸外国との差


日本はとても祝日が多い国であることが知られています。ゴールデンウィークもありますし、シルバーウィーク、お正月なども主日ですよね。これらの日数を合計すると、日本では土日以外に先物市場がお休みになる日が20日弱ほどあるそうです。

しかし、この日数は諸外国と比べると非常に多くなっています。ドイツで日本の半数以下、そして米国・英国・シンガポールは年間で5日以下と、比較すると日本の祝日の多さと先物市場のお休みの日数は圧倒的に多いことがわかります。

では先物市場が開いていない日が多いことでどのような不都合があるのでしょうか。

機動的な損失回避が難しい


休日の日数が多いということは、日本では市場が開いていないけれども海外では市場が開いている場合が多いということです。すると、海外の市場で大きな変動があるにも関わらず、日本では休日が明けるのを待つしかないという事態も考えられるわけです。

先物市場というのは、株式市場の変動による損失を抑えるための損失回避(リスクヘッジ)などで利用されることが多いです。そのため、先物市場が開いていれば、海外で大きな株価の変動があった場合に損失回避を行うことができます。

こうした点を踏まえて、日本でも2022年の秋か2023年の初めに祝日取引を可能にしていく方針となったとのことです。

取引できる商品は?


海外市場でも取引がない1月1日のほか、システム保守のため3連休の確保などが必要と判断した祝日(年間3~4日程度)以外は、祝日取引を可能にしていく方針だとのことで、元日や土日を除く休業日はおおむね5~7日程度となり、先物市場は欧米の状況に近づいていくことになります。

また、祝日取引の対象は、海外市場との連動性が高い日経平均先物などの株価指数先物・オプションのほか、金などの商品先物が含まれる予定であるとのことです。まだ確定はしていませんが、日本の市場のお休みの多さは急な事態に対応できない怖さがあったため、良い方向に進んでいるなと感じます。

カテゴリーから記事を探す