NYダウ1,800ドル安
2020.6.12

株式会社AWARDの渡邉です。

昨日の日中は日経平均株価が大きく下げましたが、それに続いて米国の株価は史上有数の下げ幅を見せました。NYダウは史上4番目の下げ幅で1,800ドル安となっています。

なぜ下落したのか?


11日の米株式市場はダウ工業株30種平均が3日続落し、前日比1861ドル82セント(6.89%)安の2万5128ドル17セントとなりました。下げ幅は過去4番目の大きさとなっています。ちなみに過去最大の下げ幅は3月の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う下げで3,000ドル超を一営業日で下げたことがあります。

今回の下げの原因は、新型コロナウイルスの感染第2波と景気回復の遅れに対する懸念とされていますが、単純に実態経済よりも株価が高くなっている状態が続いていたことによる下落と見ることもできます。前日には米連邦公開市場委員会(FOMC)で経済見通しが示されましたが、国内総生産(GDP)については今年が6.5%減、来年は5%増という数値が出ており悲観的な内容でした。

今回の下げがあるまで日米の株価は新型コロナウイルスの感染が拡大する前の水準まで回復していましたが、皆さん感じてらっしゃるようにこのウイルスが経済に与える影響は決して小さくないようです。

一旦バブルは調整か


世界中の企業で減収減益の予想が示されている中で株価だけが上がっているという状態は、むしろ異常な状態でした。ただし、市場というのは常に合理的に動いているわけではありません。企業の減収減益が明らかであっても、中央銀行が資金を豊富に提供することで、市場にお金がだぶつき株価が上昇するという現象もここ最近見られていました。

株価が上がり続けることを信じる方ばかりの市場になると、バブルが発生します。1989年に日本株が史上最高値をつけたバブルのピークのときも、まだまだ実力が伴っていないIT企業群に異常に高い株価がついた2000年代の初頭のITバブルも同じようなことが起こっていました。大きな下げに巻き込まれないためには、ある程度冷静さを保ち続ける力が必要と言えるかもしれませんね。

長期投資家は気にせずに


さて、昨日の急な株価の下落について書かせていただきましたが、短期的にはしばらく下落傾向が続く可能性が高まったと思います。しかし、長期的に見れば、世界経済は回復していくというのもまた事実かと思います。どの程度の期間を見て投資をしているかによって、ここで取るべき行動は変わってきますが、長期投資に取り組もうと思って投資をしている方は、こうした下げで一喜一憂せずに淡々と投資を継続していくことをお勧めいたします。

ぜひ皆さん冷静な投資を心がけてくださいね。

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