損切りと利確
2020.6.8

株式会社AWARDの渡邉です。

長期投資の対となるのが短期の値動きを利益につなげるトレードとなります。トレードをする上で、意識しなくてはならないことの一つとして、損切りと利確がありますが、本日はそのルール作りについて少し考えてみたいと思います。

例えば10%を基準にすると?


例えば損切りと利確のルールを10%下がったら損切り、10%上がったら利確、というようにするとしましょう。一見損切りと利確の条件は同じように見えますし、バランスが取れたルールのように思えます。実際のところ、このルールで進めていったとしても問題ない方は多いでしょう。

しかし、このルールの場合、マイナス方向に進んだ場合もプラス方向に進んだ場合も同条件のように見えますが、実際に計算してみると少し異なることがわかります。例えば100万円の資金が-10%になった場合、次の取引で+10%になるとどうなるでしょうか。

100万円×90%×110%=99万円

と元の金額よりも少し減ってしまうことになります。となると、同じ取引をして元の金額に戻るというルールにはなっていないことがわかります。

同条件のルールにするには


取引を組み合わせて元に戻るルールにするのであれば、例えばこのようなルールが有効かもしれません。

100万円×(9/10)×(10/9)=100万円

この場合、損切りのルールは先ほどと同じく-10%ということになりますが、利確のルールは10/9、つまり+11.1%ほどになることになります。投資でマイナスとプラスを対にして考え際には、分数を使うと良いかもしれませんね。

ルールと勝率を総合的に考える


トレードにおけるルール作りでは、こうした損切り利確と合わせて勝率を検証すると良いかと思います。例えば最初の損切りと利確をそれぞれ10%にするルールですと、勝率50%ですとお金は減っていきます。もう少し高い勝率が必要になるということですね。後で出した損切りと利確を分数で考えたルールですと、勝率50%でもお金は減らないことになります。

こうした数字のマジック的なところも理解した上で、トレードのルール作りは行うと良いでしょう。トレードは誰にでもお勧めできるものではありませんが、チャレンジしてみたい方はルールを確立するのが重要かと思います。

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