投資信託保有のコスト
2020.6.7

株式会社AWARDの渡邉です。

投資信託の成績を左右する大きな要素として、コストがあります。基本的には株式を購入して得られるリターンが同じであれば、得られる成績はコストによって左右されることになります。本日は投資信託のコストについて見ていきましょう。

まず見るのは信託報酬


投資信託のコストとして、最も大事なのが信託報酬です。信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間はずっと投資家が支払い続ける費用のことです。 ただし、別途支払うのではなく、信託財産の中から「純資産総額に対して何%」といった形で毎日差し引かれます。

例えば信託報酬が1%の投資信託であれば、リターンは1%下がることになります。この差は長く運用をすればするほど大きなものになります。100万円を年利5%で10年間運用すると約163万円になりますが、年利4%だったとしたら約148万円となります。コストの差によって、このように得られるリターンに差がでてくるわけです。

販売手数料と真のコスト


他にすぐに見れるところとしては、販売手数料でしょうか。販売手数料は投資信託を購入するときに1回だけかかる手数料です。最近ではネット証券を使うと販売手数料はかからないという場合が多いですが、銀行の窓口や対面型の証券では、今でも販売手数料がかかる商品は多いので注意が必要です。

そして、もう一つすぐに見分けることができないコストとして、銘柄を売買する際の手数料や外貨建て資産の保管費用、監査報酬などがあります。これらのコストと信託報酬を足したものが投資信託の成績からは引かれることになります。

ちなみに2019年12月末時点でモーニングスターが調べた数字によると、国内のインデックス投信の信託報酬が平均0.44%なのに対して、その他のコストも合わせた真のコストは0.50%となっています。この0.06%の差が、上記に挙げた銘柄の売買手数料や外貨建て資産の保管費用、監査報酬などということになります。この差は新興国の株式などですとかなり大きくなることもあるようなので、注意したいところです。

こだわりたい人は


コストにこだわりたい方は、なかなか見分けにくい隠れコストも含めた数字が投資の情報サイトであるモーニングスターで各投信の「コスト」という項目に表示されているのでチェックしてみると良いでしょう。

もっと簡単にコストが低い投信を選ぶのであれば、コストが薄まる規模の大きな投資信託を選ぶというのでも良いかと思います。投資信託はとても便利な投資対象ですが、コストを意識しないと大きな差がつくこともあります。ぜひ意識してみてください。

カテゴリーから記事を探す