手間とコスト
2020.5.16

株式会社AWARDの渡邉です。

資産運用の相談に乗っていると、無駄な手数料を払っているな、という方に良くお会いします。ただし、それは金融商品のことを深く知っているからこそ思うことなのかもしれません。

有利に金融商品を使うには


世の中にある金融商品のほとんどに、なんらかのコストが含まれています。株式であれば売買手数料がかかっていますし、投資信託であれば購入時手数料や信託報酬がかかっています。またFXであればスプレッドという売買価格の差が手数料ですし、保険であれば保障や貯蓄部分にまわらない付加保険料という部分が手数料です。

金融商品を有利に使うには、これらの手数料をできるだけ支払わないようにする、というのが一つ大事な視点です。手数料を支払うことにより、それを上回る効果を得ることができる場合以外では手数料を支払わないようにすると、損失を未然に防ぐことができます。手数料というのは私たちにとっては絶対的なコストであり、期待される利回りを確実に下げるものだからです。

同じもので低コストなものはないか


銀行の窓口で販売されている投資信託などを見ると、全く同じ投資対象に対して投資されているにも関わらず、他で購入できるものの2倍以上手数料を取っているというものがザラにあります。つまり、知っていれば支払わなくて良い手数料です。個人的にはこうした高コストの金融商品は出来るだけ使わないのが良いのではと考えています。なぜならば、別の低コストの金融商品を使えば、確実に手数料の分だけ高い効果を得ることができるからです。

しかし、人によっては小さい手数料の差でそんなに手間をかけたくない、という方もいらっしゃるでしょう。そうした方が気軽に買える高コストの金融商品を購入することは否定するのは難しいかな、と最近は考えるようになりました。

とはいえ無知はコスト、というのは良く言われる言葉でもあります。こちらのコラムを見て勉強している方は、ぜひそういったコストはできるだけ避けるようにしていただきたいな、と思っています。

長い期間やるものだからこそ


長期間取り組む投資商品であるほど、コストに敏感になることをお勧めしたいです。同じ投資対象に投資をしていて、年間0.1%の手数料がかかる商品と年間1.0%の手数料がかかる商品があったとすると、1年間でつく差は0.9%です。これだけなら大して大きい数字ではないと感じるのではないでしょうか。

しかし、30年間で考えれば、その差は単利の計算で27%にも上ります。コストを甘く考えずに、シビアに考えるのは金融商品とうまく付き合うコツだと言えるのではないでしょうか。ぜひコストに対して敏感になるようにしてみてください。

カテゴリーから記事を探す