ひふみ投信は今
2020.5.10

株式会社AWARDです。

新型コロナウイルスの感染が拡大する前に、キャッシュ比率を高めるという非常に機動的な戦略を取っていたアクティブファンドが存在しました。こちらのコラムでもご紹介させていただいた『ひふみ投信』です。詳しくはこちらのコラムをご覧ください。その機動的な戦略は現在どのような成果として表れているのでしょうか。

2月末に現金比率を30%弱に高めた


ひふみ投信は2020年2月末に現金比率を30%弱にまで高めていました。その額、なんと約2,000億円。これだけの額の株式を市場で売るというのはかなりのインパクトがあるのですが、コロナショックの拡大に備えてひそかに実行していたというところに凄みを感じます。

最新の運用レポートを見ると3月31日時点での現金比率を知ることができます。それによると、現金比率は19.3%まで下げられており、相場の下落局面で手持ちの現金を使って株式を取得したことが見て取れます。ここ1年間ほどの運用成績を、株価指標と比べると、どの程度の差が出ているのでしょうか。

1年前の日経平均と比較


1年前の5月8日と今年の5月8日とで日経平均株価と、ひふみ投信の価格の変化率を調べてみました。

日経平均株価:21344.92円⇒20,179.09円
(-5.5%)

ひふみ投信:45,057円⇒45,955円
(+2.0%)

1年間で7.5%の差が開くことになりました。日経平均株価は配当がでること、ひふみ投信は分配金を出さない方針であることを考慮すると、2%程度は差が縮まると考えられますが、それでもこの差はすごいことです。利回り5%の差というのは、20年続けば単利でも元本相当分の差になりますし、複利でしたら2.7倍もの差になります。

危機に備えて現金比率を高め、危機で割安な株式を購入するという非常に難しいことを見事に成功させつつあるということになるでしょう。

アクティブファンドの魅力


最近はインデックスファンドがもてはやされることが多いですが、こうした動きを見るとアクティブファンドへと投資をするのも魅力的に感じますよね。平均値であるインデックスファンドに勝つというのは、決して簡単なことではないのですが、それを見事に実現している様を見せられると応援もしたくなります。特に下落が抑えられているというのは、多くの投資家からすると魅力的に感じるのではないでしょうか。

インデックスにはないアクティブファンドの魅力も、ぜひ皆さんチェックしていただければと思います。

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