収入と資産の関係性
2020.5.2

株式会社AWARDの渡邉です。

収入と資産の額には、相関関係が存在します。多くのお金を稼いでいる方が、多くの資産を持っているのはある意味当たり前のように感じられるのではないでしょうか。しかし、なんとなく私たちが想像している以上に、収入の額は資産に対して大きな影響を与えます。

支出の額が一定だと仮定すると


わたしたちが生活に必要な額というのは、いくらぐらいなのでしょうか。住んでいる地域、年齢、趣味嗜好によって毎月の支出というのは変わってきますが、平均値は総務省の家計調査などで見ることができます。

2018年の1世帯あたりの消費支出を見ると、月平均315,314円という数字になっています。概ね30万円程度月々にお金を使うというのが、一世帯あたりの平均値になるようです。

こうした支出の額が手取りの収入に関わらず一定だと仮定すると、収入の差が貯蓄可能額にいかに大きな影響を与えるのかがわかってきます。

貯蓄可能額を計算すると


さて、それではここで手取り月収が35万円の方と42万円の世帯が、月々30万円の支出をした場合に貯蓄できる額について考えてみましょう。35万円と42万円というのは手取り月収でいうと1.2倍(20%)の差となります。しかし、1ヶ月あたりに貯蓄できる額というのは、

【手取り月収35万円の場合】

35万円-30万円=5万円

【手取り月収42万円の場合】

42万円-30万円=12万円

と、なんと2.4倍(140%)もの差が生まれることになります。10年間に貯金できる額で比較すると、

【手取り月収35万円の場合】

5万円×12ヶ月×10年=600万円

【手取り月収42万円の場合】

12万円×12ヶ月×10年間=1,440万円

と実に840万円もの差が生まれることになります。30年間で見るとこの差はさらに広がり2,520万円もの差となるのです。

資産を築くための選択肢は


さて、それでは上記の例で手取り月収30万円の世帯が資産を築くにはどういった選択肢があるのでしょうか。その手段とはシンプルで、

・稼ぐ額を増やす

・支出を減らす

・運用で増やす

に集約されることになります。手取り35万円の方が手取り42万円の方と同じだけ資産を築くには、手取り月収を7万円上げるか、月々の支出を7万円下げるか、5万円ずつ貯めているお金を年利5%程度で運用すれば良いのです。

資産を築く手段は限られており、意外とシンプルです。収入を上げる、支出を減らす、運用をする。この3つをぜひ日々の生活の中で意識していただければと思います。

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