新型コロナの治療薬
2020.4.19

株式会社AWARDです。

精神的な健康状態を保つためには、将来に対する希望があることは大切かと思います。そういった意味で、新型コロナが世界中で猛威を振るっている今、治療薬への期待が高まることは当然のことと言えるかと思います。

治療薬の確立のための過程


通常、新しい薬を医療の現場で治療薬として使えるようにするためには10年以上の歳月がかかります。

基礎研究(2~3年)

非臨床試験(3~5年)

臨床試験(3~7年)

承認申請・製造販売(1~2年)

製造販売後調査(6ヶ月~10年)

総額数百億円と10年以上の時間をかけ、誕生するのが医療用の医薬品なのです。しかし、今回の新型コロナ治療薬開発に関しては、すでに安全性の確認などが終わっており、早く実用化できる可能性がある既存薬の有効性が調べられています。現在、既存薬で新型コロナ薬として期待されているのは世界中で十数種類に上っており、治験で有効性が確認できれば各国の規制当局への承認申請に進むことになります。

代表的な治療薬候補と企業の株価


現在治療薬の候補となっている代表的な薬剤と企業、そして年初からの株価の変化についてみてみましょう。

レムデシビル(米国:ギリアドサイエンシズ)
…元々はエボラ出血熱の治療薬候補
ギリアドの株価は年初から28.8%上昇

アビガン(日本:富士フィルムHD)
…抗インフルエンザ薬
富士フィルムの株価は年初から3.5%上昇

カトレラ(米国:アッヴィ)
…抗HIV薬
アッヴィの株価は年初から6.8%下落

となっています。治療薬に対する期待値がそのまま株価に反映されるわけではありませんが、これらの会社の株価は市場平均に比べるとかなり良い推移をしています。これだけ世界に大きな影響を与えている新型コロナですから、治療薬が確立すればその先の未来にはかなり希望が見えてきますよね。

過度な期待は禁物だが


4月18日時点で国内では新型コロナの感染者数が1万人を超えました。また世界では新型コロナの感染者数は200万人、死者は数は15万人に達しています。インフルエンザウイルスと比較して死亡率が高い毒性の強いウイルスであることがわかっているため、開発された薬剤によって死亡者数や重傷者数を大きく抑えることができれば、わたしたちの生活も通常の状態に戻っていくことが期待できるのではないでしょうか。

治療薬に対する過度な期待は禁物ですが、人類が今の難局を克服できることを信じて待ちたいと思っています。投資をするというのは、未来がより良くなることを信じることですから。

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