世界経済マイナス3%成長
2020.4.16

株式会社AWARDです。

世界の為替の安定等をつかさどるIMF(国際通貨基金)が最新の世界経済の成長率予想を示しました。2020年の経済成長率はマイナス3%になるとのこと。マイナス3%という数字自体はそんなに大きく感じないかもしれませんが、こちらは世界大恐慌以来の低成長ということになるようです。

どういった予想が立っているか


こちらの見通しは4月14日に発表されており、最新の世界経済の成長予測となります。ちなみにIMFは四半期毎に見通しを発表しているため、1月以来の発表となりましたが、1月時点での世界経済の成長率予想はプラス3.3%でした。つまり、今回の新型コロナウイルスの影響を受けてマイナス6.3%の下方修正となったということになります。

この予測は2020年の第2四半期(4~6月)に各国や地域での経済活動の制限がピークを迎え、第3四半期からはだんだんと制限が解除され経済活動が復活していくことが想定されています。そのため、第3四半期以降も経済活動の制限が解除されなかったり、感染が拡大し続けた場合には来年の2021年もマイナス成長となることがあり得るとされています。

メインシナリオ通りの場合


ただしメインシナリオは第2四半期以降に経済が復活していくというものになります。こちらのシナリオが現実となれば、2021年は世界中が潜在成長率以上に成長する1年となる可能性があります。20年後半から経済活動を段階的に回復できた場合、2021年の世界経済は5.8%の急成長が見込まれており、大幅な持ち直しとなる可能性もあります。

今のところの成長率の見通しは、

2020年 2021年

世界全体 -3.0% +5.8%

米国 -5.9% +4.7%

中国 +1.2% +9.2%

日本 -5.2% +3.0%

ユーロ圏 -7.5% +4.7%

となっています。こうした見通しが現実になれば、2021年は未曽有の好景気といった雰囲気になる可能性もあるでしょう。

不確実性は大きい


ただし、現在世界中には不確実性が大きい事柄が多々存在します。新型コロナの流行動向はもちろん、感染封じ込めの効果、金融市場の反動、人混みを避ける消費者の行動変化、治療方法の確立のスピード、原油安などです。

こうした不確実性が複雑に重なり合っているため、こうした現実がぴったり現実と重なるというのはなかなか難しいのではないかと思います。それぞれの要素がどう好転したり悪化したりするのか、情報には敏感になっておきたいところです。良い方にも悪い方にも世界は大きく変わりうることを意識しつつ、行動をしていきましょう。

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