金利が高いことの意味
2020.4.13

株式会社AWARDです。

世界中の国を見渡すと、様々な通貨が使われています。そして、それらの国の通貨の中には、銀行に預けておくだけで高い金利がつく通貨が存在しています。本日はこうした高金利の通貨を購入することについて考えてみたいと思います。

世界中の国債の金利


各国の銀行預金の金利というのは、国債の金利を調べることである程度把握することができます。国債の金利というのは国が保障している金利ですので、基本的には信用リスクを負わずに得られる金利だからです。

ここでは長期金利の基準として使われることの多い10年国債の金利についていくつかの国について見ていきましょう。2020年4月13日現在のInvesting.comのデータから抜粋しますと、

米国:0.729%

中国:2.543%

日本:0.001%

ドイツ:-0.342%

イギリス:0.303%

トルコ:13.630%

ブラジル:7.603%

南アフリカ:10.810%

となっています。ドイツなどは10年国債の金利がマイナス圏になっていますね。そして、トルコ、ブラジル、南アフリカなどは通貨が高金利であることで有名な国ですが、10年国債の金利もやはり高くなっています。

高金利通貨を10年保有した場合


さて、それではこれらの高金利通貨を購入するのはお得なことなのでしょうか。なんとなく日本の低金利の環境に慣れていると、こうした高金利通貨は魅力に感じる方もいらっしゃるかと思います。しかし、そこには落とし穴が存在します。ここ10年間、つまり2010年4月から2020年4月にかけての対円での為替レートの推移を上に挙げた3つの高金利通貨について見てみましょう。

トルコリラ:
62.22円(2010年4月16日)⇒16.19円(2020年4月10日)

ブラジルレアル:
52.30円(2010年4月16日)⇒21.22円(2020年4月10日)

南アフリカランド:
12.83円(2010年4月9日)⇒6.01円(2020年4月10日)

いかがでしょうか。すべての通貨で対円で半分以下の価値になってしまっていることが分かります。高金利通貨が流通している国というのは、新興国で経済基盤が脆弱な場合が多く、通貨の価値を保つために金利を高く誘導していることが多いのです。そのため、結局のところ高い金利狙いで投資をしたとしても、通貨の値下がりによって損をしてしまう可能性があるというのは、知っておくべきでしょう。

リスクとリターン


リスクが高いものほどリターンが大きい、というのは投資の世界ではよく言われるところですが、通貨の金利の例で考えると正に当てはまるのではないでしょうか。高金利の通貨だから購入したい、というようにすぐ飛びつくのではなく、高い金利の背景にあるものもしっかり理解して投資を実行に移すようにしてみてはいかがでしょうか。

カテゴリーから記事を探す