積立投資の考え方
2020.3.14

株式会社AWARDです。

最近ではiDeCo、つみたてNISAなど、積立投資によって将来のための資産を築きましょう、という趣旨の制度が増えてきました。本日は積立投資を行う上で知っておきたい考え方を書かせていただければと思います。

積立投資が有利とは限らない


そもそも、ここが勘違いされやすいのですが、積立投資は資産を殖やすのに有利な手法ではありません。投資というのは長い時間をかけるほど、成長の恩恵を受けやすくなりますが、積立投資ですと最後の方に積み立てたお金は、ほとんど運用されないことになるからです。

例えばつみたてNISAの例で考えてみましょう。つみたてNISAの非課税期間は20年間なので、最初の1ヶ月目に積み立てたお金は20年間非課税で運用をすることが可能です。しかし、20年間の最後の1ヶ月に積み立てたお金はどうでしょうか?非課税期間が終わるまでに運用できるのはたった1ヶ月。それでは運用の恩恵を受けることが難しいのはイメージが湧くのではないでしょうか。

継続のしやすさが大きな強み


では積立投資には意味がないのでしょうか。意味がないということは勿論なく、積立投資の強みは継続のしやすさになります。積立投資では一定額ずつをコツコツと投資の元本として積み上げていくことになります。一定額ずつ元本を増やしていくというのは、多くの方にとっては一度に大きな金額を投資するのより始めやすく続けやすいのではないでしょうか。

例えば100万円を一度に投資するのと、月々1万円を100ヶ月間積立投資するので比べてみましょう。仮に10ヶ月目に大きな下落が来て、投資していたお金が-30%程度になってしまうとします。すると100万円投資をしていた方のお金は70万円に減ってしまうことになりますが、月々1万円ずつ元本を増やしていた方は、投資していたお金は10万円なのでそれが7万円になり、90万円の現金はまだ手元に残っていることになります。

初めて投資をするという方は、100万円が70万円になればその時点で投資をすることを止めてしまうことも多いでしょう。しかし、積立投資の場合には、まだ投資できるお金が多く残っているのに加え、減った額も小さいため投資を継続できる可能性が高いと言えます。株式等への投資の場合は継続していくと高い確率でプラスリターンになってきてますので、継続しやすい、というのは何よりも大きい積立投資の強みなのではないでしょうか。

終盤と出口に注意


とはいえ、積立投資の場合も投資した額は価格変動リスクにさらすことになります。そのため、投資の後半になればなるほど出口、つまり売るタイミングが重要になってきます。景気が良いタイミングで売却できれば大きいリターンを得ることができるでしょうし、下落しているタイミングで売却をすれば、あまり利益が出なかったり損をしてしまうこともあるでしょう。

積立投資では少しずつ自分が負う価格変動リスクが増えていくことになります。大きい金額が積み上がれば、当然そこで負っているリスクはその金額を一括投資している場合と同じになります。投資を継続していくと、投資対象の価格変動の影響を受けやすくなることは意識しておくと良いでしょう。

しかし、まず投資は始めてみないことには恩恵を受けることはできません。まず始めてみて、大きな金額が積み上がってからその使い道や売却の仕方などを考えても良いのではないでしょうか。

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