サーキットブレーカー発動
2020.3.10

株式会社AWARDです。

昨日は歴史的な日になりました。米国の株式市場が急落。これにより、サーキットブレーカーが発動しました。サーキットブレーカーとはなんなのか。そして、急落がなぜ起きたのかについてご紹介させていただきたいと思います。

サーキットブレーカーとは?


日本時間の9日夜に取引が始まったニューヨーク株式市場では、取引開始直後にダウ平均が1,800ドル超下落しました。24,000ドルを割り込んだダウ平均ですが、こうした株価急落を受け、ニューヨーク証券取引所では取引を一時停止するサーキットブレーカーを発動しました。サーキットブレーカー制度とは、株式市場や先物取引において価格が一定以上の変動を起こした場合に、強制的に取引を止めるなどの措置を採る制度のことになります。

2010年に米国株が瞬間的に1000ドル近く下げた『フラッシュクラッシュ』を防げなかったことをきっかけに、米国のサーキットブレーカーは改正され、13年に新ルールが適用されています。現在の制度下でサーキットブレーカーが発動されたのは今回が初めてのことです。

サーキットブレーカーで15分間市場が止まりましたが、その後も株価は低迷し、昨日の終値は23,851.02ドルとなっています。2月9日にはダウ平均は29568.57ドルをつけていたので、そこから比べると1ヶ月間で20%超の下落をしたことになります。

急落の原因は?


株価急落の原因はなんだったのでしょうか。こちらに関しては、不安が不安を呼ぶ市場心理が大きく影響していますが、主な引き金は2つありました。

一つは勿論新型コロナウイルスです。新型ウイルスによる米国の死者は19人に増えています。また、ニューヨーク州での感染者は一晩で21人増加するなどしたため、ニューヨーク州の知事は7日に非常事態宣言を出しています。

もう一つは実は原油関係です。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどのOPEC非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の協調減産合意が崩壊し、サウジアラビアが4月の原油生産量を大幅に引き上げる方針を発表しました。これで原油が市場にダブつくことが懸念され、原油価格が一時的に30%も下落しました。原油の価格が下がれば原油関連企業の業績も低迷します。コロナウイルスとともに、こちらの情報が株式市場には大きなマイナスの影響を与えました。

この急落をどう捉えるか


こうした急落、パニックのときは、実は株式投資を始めるのにはとても良い時期です。そもそも株式は超長期で見れば上がり続けるものなので、その間にある下落のタイミングというのは、むしろ買いのチャンスになるわけです。とはいえ、この急落が長い株式の低迷期に繋がる可能性もありますので、必ずしも今買わないといけないかというそうでもないかもしれないというのが印象です。

すこし前にひふみ投信が株式の半分を現金化した、ということをこちらのコラムでも報じましたが、現金を多く持っている方が今のような相場では強いですね。ぜひ自身の余裕資金の範囲でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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