信託報酬ゼロ投信
2020.2.27

株式会社AWARDです。

投資信託と言えば手数料が高いダメな投資商品、という印象をお持ちの方はまだまだ多いように思います。しかし、最近では投資信託の手数料事情は大きく変わってきました。この度、業界に衝撃を与える手数料『ゼロ』の投資信託が販売されることになりましたので、本日はそちらをご紹介させていただきます。

投資信託の手数料


投資信託の手数料には大きく分けて2つの種類があり、

・販売手数料(買付手数料)

・信託報酬

がかかるというのが一般的でした。販売手数料(買付手数料)は投資信託を買うときにかかる手数料で、信託報酬は毎年かかる手数料です。販売手数料が3%、信託報酬が1.5%の投資信託を100万円購入する場合、最初に3万円かかるのに加えて毎年1.5万円の手数料がかかるイメージですね(もちろん投資信託は価格が変動するので、実際には信託報酬は変化します)。

こちらの手数料のうち、販売手数料は大手ネット証券が昨年末に撤廃しています。しかし、それに加えて今度野村アセットから発売されることになった投資信託は信託報酬までゼロ(これは国内初かと思います)の商品になります。

野村アセットの手数料ゼロ投信


今回発表された手数料ゼロ投信は、つみたてNISA向けので『野村スリーゼロ先進国株式投信』です。設定日は3月16日なので、来月から購入が可能になります。

具体的には2030年末まで信託報酬率が0%となり、31年以降は0.11%(税込み)以下の信託報酬がかかることになっています。こちらの投信は人気の高い先進国株式指数である「MSCI-KOKUSAI指数」への連動を目指すインデックス投信ですので、かなり売れるのではないかと思います。

野村アセットが手数料ゼロの投信を発売する目的としては、手数料がゼロ、というのを大々的に打ち出すことで大きな資金を集めることにあると推察されます。10年後から手数料を取っていくことでマネタイズする、というのもありますが、おそらくこれ以外の商品のセット販売や、ラップ口座と言われるそもそも口座自体に手数料がかかるパッケージ商品の中で活用していくことを考えているのではないでしょうか。

海外では2年前から大きな流れに


実はこうした信託報酬ゼロの投資信託は、海外ではすでに販売されています。大手資産運用会社であるフィデリティは2018年に、「フィデリティ・ゼロコスト・シリーズ」と呼称する信託報酬が無料のインデックス・ファンドを4本設定しており、約半年間で合計約40億ドルの資産を集めることに成功しました。

米国ではアドバイザリーフィーとして、金融商品購入に対するアドバイスに対してお金を支払うことが一般的になってきていますが、そうした流れが日本にもできるかもしれませんね。こうした大きなトレンドは今後も追っていきたいと思います。

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