オリガミの価格
2020.2.7

株式会社AWARDです。

スマホ決済と言えばPayPayやLINEPayやメルペイなどがありますが、Origamiという老舗のサービスも存在しています。しかし、こちらのOrigamiを運営するオリガミはメルペイに買収されることが1月23日に決まっています。

オリガミとは?


スマホ決済は、各社がしのぎを削る熱い市場です。そんな中でオリガミは、2012年に創業しいち早くキャッシュレス決済に進出した会社になります。信用中央金庫との資本業務提携などのも結んでおり、地方の加盟店開拓にも取り組んでいる会社でした。ちなみにスマホ決済の中では現在一番普及していると思われるPayPayが2018年の創業ですから、いかにオリガミが早く業界でビジネスを開始したかがお分かりいただけるかと思います。

日本経済新聞社が発表した「NEXTユニコーン調査」では、2019年9月時点でオリガミの企業価値は417億円と算定されていました。それだけ今後の可能性がある企業と見なされていたということです。

実際の買収価格


さて、日本経済新聞社が発表していたオリガミの企業価値は417億円だったわけですが、実際にはメルペイにいくらで買収されることになったのでしょうか。こちら、なんと1株当たり1円という話が出ています。ちなみにオリガミの株数は259万株とのことですので、

259万円

での買収ということになったようです。417億円との間には1万6千倍もの開きがあります。

さらに買収後にはオリガミに在籍している社員185人のうち約9割にあたる160~170人がリストラされるとのことです。実質的には今回の買収はオリガミの経営破綻ということになるのでしょう。1月の中頃には会社にあるお金が底をつくような状況だったという関係者の方の話もでています。

利益の出ない企業の価値


今回のオリガミの買収から学べることの一つは、利益の出ない企業というのは永続することはできないということです。実際のところ上場している企業の価値は、その企業がいかに利益を出すことができているかで大きく変わってきます。フィンテック企業の場合、最初のうちは赤字になることが多く、それが市場から許容されることも多かったのですが、それでも永続する企業とはなり得ないということなのだと思います。

米国のAmazonなどは1994年に創業し、2001年までは赤字が続いていましたが、その後飛躍的な成長を遂げました。Amazonのような先行投資を重視するビジネスモデルが最近のスタートアップの流行りでしたが、オリガミが実質的な経営破綻に追い込まれたことを考えると、先行投資型モデルのリスクというのも改めて感じることができます。

今回のオリガミのメルペイによる買収も、投資をする方にはぜひ知っておいていただきたい事例と言えるのではないでしょうか。

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