キャッシュフローの価値
2020.2.4

株式会社AWARDです。

モノの価値、モノの値段というのは一体どのように決まるのでしょうか。その答えは色々とあると思います。例えば需要と供給の関係性、周りのモノとの比較といったところが出やすいでしょうか。しかし、ファイナンス的な考え方だと、モノの価値の決め方としてキャッシュフローというのが重要視されることがあります。本日はそんなことについて書かせていただきます。

モナ・リザの価格


皆さんはモナ・リザという絵画をご存知でしょうか。イタリアの美術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた油彩画で、上半身のみが描かれた女性の肖像画となります。こちらの絵の価値というのは一体どれくらいか、というと検討もつかないですよね。

しかし、過去にはこのモナ・リザの絵が査定されたことがありました。その査定が行われたのは1962年のことで、保険をかける目的だったとのことです。そして出てきた金額は1億ドルでした。インフレ等を考慮し現在の価値に直すと最低でも約8億3000万ドル(約900億円)になると推定されています。

キャッシュフローで見ると


さて、しかしこんなモナ・リザの価格をこんな方法で正当化することができるという例をご紹介したいと思います。現在モナ・リザを見ることができるルーブル美術館の入館料は15ユーロです。そして年間の入場者数は2018年時点で約1,000万人となります。この中の1割の方がモナリザを目当てに来ていると考えると、

15ユーロ×100万人=1500万ユーロ

を1年間にモナ・リザが生み出していることになります。現在モナ・リザが査定された1962年からは約60年が経っていますが、すくなくとも今後50年間は同様のお金をモナ・リザが生み出すと仮定すると、

1500万ユーロ×50年間
=7億5千万ユーロ

を将来的にモナ・リザは稼ぎ出すことになります。現在の1ユーロの価値は120円ほどなので、これを掛け合わせると、

7億5千万ユーロ×120円
=900億円

となりました。こうして見ると、現在の想定されている最低の価値とほぼ一致すると思いませんか?

モノの価値とキャッシュフロー


実は世の中にあるものには、キャッシュフローで価値が定められているものが存在します。モナ・リザの例は考え方の一つに過ぎませんが、投資の対象として良く挙がる不動産や株式というのは、それらが生み出すキャッシュフローから価値が定められているのです。

これからお金を生み出すものに価値があると考えると、お金を生み出さない現金は価値がないと見なすこともできます。あなたが持っている資産は、今後お金を生み出す資産でしょうか?そんなことを考えて自分の資産を見直してみるのも良いかもしれませんね。

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