新型肺炎と株価
2020.1.28

株式会社AWARDです。

新型コロナウイルスによる肺炎への懸念が世界中で高まっています。中国本土で12月31日に27人だった感染者数は、1月27日の発表では2,744人に、12月31日に0人だった死亡者数は、27日発表で81人となっています。また各国でも感染者が発見されており、世界中で警戒感が高まっています。

拡大とともに株価も下落


こうした状況を受け、1月27日の米国株式市場は大幅に下落しました。ダウ平均株価は一時500ドル以上下げていますし、その他の主要指数もそれぞれ1%超下落しています。日本の株価市場も連日下落していますが、昨日の米国での株価の下落を受けて、さらに下がっていくことでしょう。

感染が拡大していることは、これまでの措置では流行を予防できていないことを示すものだと市場が恐れているということになります。では、今後の株式市場はどのような展開が予想されるのでしょうか。

SARSの例を見ると


今回の新型コロナウイルスによる肺炎とよく似た事例として挙げられるのがSARSです。SARSとは、「重症急性呼吸器症候群」と呼ばれたもので、新型のSARSコロナウィルスが原因となっており、呼吸器系に重篤な問題を引き起こすという点も今回の事例と共通しています。

2002年11月16日に中国南部の広東省で発生し、2003年7月5日にWHOによって終息宣言が出されるまで、世界を震撼させました。このSARSが流行した際にも、やはり相場は先行きへの不透明感で大きく下がりました。2002年の11月から2003年の3月にかけてNYダウは10%超下げています。こうして考えると、現在のNYダウは29,000ドル前後ですから、3000ドル程度の下落は考えておいても良いのかもしれません。

ただし、ここしばらくの間、株式市場はかなり調子良く上昇してきました。こちらは実際の経済の成長スピードを上回るものだったと考えると、その調整も含めて上記以上の株価下落は十分に考えられるかと思います。

基本的には下げれば買いだが


今回の新型コロナウイルスの流行での下落局面は、SARSの例を考えると春先には落ち着く可能性は高いと考えられます。しかし、このウイルスがSARS以上の感染力を持つことや、甚大な被害を引き起こす可能性が露わになれば、その影響は長引くこともあるでしょう。

感染の広がりなどを注意深く観察しつつ、市場へは参加してみていただければと思います。SARSが流行した2003年は、通年を通してのNYダウは最終的にプラス25%程度のプラスとなりました。ご参考になさってみてください。

カテゴリーから記事を探す