世界の成長率見通し
2020.1.9

株式会社AWARDです。

世界の経済成長の見通しは、今後の投資について考える上では大切ですよね。そんな世界の経済成長の見通しについて、国際的な機関である世界銀行が最新のものを発表しました。本日はそちらのデータを見てみたいと思います。

世界銀行とは


世界銀行は、各国の中央政府や政府から債務保証を受けた機関に対し融資を行う国際機関となります。本部はアメリカ合衆国のワシントンD.C.にあり、加盟国は189ヶ国という国際的な機関です。日本では世銀(せぎん)と略されて呼ばれることもあります。

世界銀行は発展途上国などに無利子での融資を行い開発の援助をするなど、世界の国々に対しての銀行としての役割を持っています。世界銀行自体は加盟国からの拠出金によって成り立っており、融資先の決定などには拠出金の額に応じて投票権が与えられます。日本は米国に次いで2番目の多くの投票権を持つ国になっています。

2020年の見通しは+2.5%


この世界銀行が発表した2020年の世界の経済成長見通しは、2020年1月8日に改定されたもので+2.5%となっていました。ちなみに2019年の世界全体の成長率は2.4%と推定されており、金融危機の影響を脱し始めた10年以降では最低の伸び率となっています。

各国、地域の2020年の経済成長見通しは下記のようになっています。

米国:+1.8%

ユーロ圏:+1.0%

中国:+5.9%

日本:+0.7%

こうして見ると、日本やユーロ圏の低成長が目立ちますね。中国の経済成長率などは高く見えますが、過去と比べるとだんだんと成長は鈍化しています。1990年以降ですと初めて6%を割り込むことになりそうです。

株価への影響は?


さて、経済成長率が鈍化していることから株価にも期待がもてないのでは、と思う方は多いかもしれません。しかし、意外なことに株価と経済成長率との間の相関性は薄いことが知られています。例えば昨年の米国の経済成長率は、+2.3%程度であったと世界銀行からは発表されていますが、代表的な米国の株価指数であるS&P500は2019年の1年間で+30%ほどになっています。単純に成長率が株価の伸びになるわけではない、ということがこれだけでもわかるかと思います。

株価は感情で動く、と言われることがあります。経済成長率以上に大切なのは、今後経済が上向くかどうか、という期待感かもしれませんね。2021年は+2.6%、2022年は+2.7%と今後の経済成長率はやや上向くことが予想されています。長期的には皆が経済成長に期待しているので、株価は上がっていく、と言えるかもしれませんね。

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