銀行が消える 日 【経済】
2016.5.14

株式会社AWARDの渡邉です。しばらく保険の話が続いていたので、今回は少し刺激的な、 銀行が消える 日 というテーマで書いていきたいと思います。メガバンクの3月期決算が立て続けに発表されていますが、どこも厳しい状況のようです。マイナス金利の影響で国内事業が苦戦しているのはもちろんのこと、今まで利益を上げてきた海外事業の不良債権の処理も始まったそうです。

各銀行ではお客様から預かったお金を、企業に貸し出したり住宅ローンなどで個人に貸したりして利益を上げています。しかし、貸し出しといっても借りてくれる人がいなければ貸すことはできません。そのため、余った資金で銀行も運用を行うことになります。そこで日本国債が購入されたり、日銀の当座預金にお金を預けて金利を得ようとしたりするんですね。また海外の会社への投資・融資も行われており、今回の決算に影響を与えたのはこういった海外関係の案件だったようです。

原油の価格が昨年からずっと低迷していることはコラム内でも何度か触れていましたが、エネルギー関連企業の中には大きなダメージを受けた会社が少なくありませんでした。現在探鉱や掘削のような、エネルギー関連企業の中でも上流に位置する企業に対する融資は10%ほどが不良債権化してしまっているようです。

融資環境・投資環境が悪化した際には銀行の経営は悪化していきます。実際そうして不良債権を抱え過ぎると、銀行でさえ破綻することはあり得るということです。実際過去に日本の銀行が破綻した例を下記に挙げてみました。

1997.11.17 北海道拓殖銀行⇒北洋銀行に譲渡
1998.10.13 日本長期信用銀行⇒新生銀行
1998.12.13日本債券信用銀行⇒あおぞら銀行
1999. 4.11国民銀行⇒八千代銀行に譲渡
1999.5.22幸福銀行⇒関西さわやか銀行
1999.6.12東京相和銀行⇒東京スター銀行となる
1999.8.7なみはや銀行⇒大和銀行、近畿大阪銀行に譲渡
1999.10.2新潟中央銀行⇒大光銀行、第四銀行、八十二銀行、東日本銀行などに譲渡
2001.12.28石川銀行⇒北陸銀行、北国銀行、富山第一銀行、金沢信用金庫、能登信用金庫に譲渡
2002.3.8中部銀行⇒清水銀行、静岡中央銀行、東京スター銀行に譲渡
2003.11.29足利銀行⇒一時国有化

このように銀行と言えども絶対安全という訳ではないということですね。さて、そんな銀行に対してずいぶん前に『将来的に必要なくなる』とおっしゃった著名人がいらっしゃいます。明日はその方の言葉と、その言葉の意味するところについて解説していきます。

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