NISA新制度へ
2019.12.12

株式会社AWARDです。

政府・与党は本日12月12日に2020年度の税制改正大綱を決定します。その中で投資をやっている人にとっては気になっていたであろうNISA制度の今後についてが記載されることになります。本日はその内容について見てみましょう。

つみたてNISAは続行へ


まず現在あるNISA制度ですが、通常の『NISA』と『つみたてNISA』のどちらかの制度を選択するようになっています。その中でNISAは年間120万円までの枠を5年間非課税で運用できるようになっており、つみたてNISAは積立投資に限り年間40万円までの枠を20年間非課税で運用できるようになっていました。

また対象商品も異なり、通常のNISAは上場株式、海外株式、投資信託などのほとんどが非課税で購入できる対象になっていたのに対して、つみたてNISAは金融庁が選定した200本弱の投資信託・ETFのみが購入できる対象となっています。

通常のNISAが変更に


今回変更になるのは通常のNISA制度です。今までは120万円までの投資枠で自由に投資をすることができましたが、2024年以降は2階制になるようです。年間の投資限度額は1階部分が20万円、2階部分を102万円の合計122万円とし、1階部分では積立投資しかできないようになります。2階部分に関しては、リスクが高すぎて資産の形成にそぐわないものを除外する方向で検討されます。

しかし、2階部分に投資するには条件があり、1階にあたる20万円の積立枠に投資した場合のみ、2階部分にあたる102万円の投資枠が認められるということになる方向になっています。今までよりも積立をより重視したい意向があるということですね。これらの条件を満たすと、5年間で122万円×5年間=610万円を非課税の枠で投資できることになります。

投資をする側として


さて、こうした制度変更に関して投資をしている立場から考えを書いてみたいと思います。まず思ったのが、積立投資に5年という設定は短すぎるのではないか?ということです。つみたてNISAの20年間という非課税期間は、あまり考えずに淡々と積立投資を実行するという目線でいっても、資産が殖える可能性が高まるのに十分な期間という印象があります。しかし、5年間というのは積立投資で高い確率で利益が出る期間とは言いにくいように思います。

また制度の複雑化も気になるところです。日本人全体が将来の資産を形成するために使って欲しい制度だとするならば、制度は簡単であればあるほど良いはずです。現在の新NISA案である年間20万円の積立枠+102万円の投資枠というのは、多くの方が使うことを考えると複雑になってしまっているように思います。

いずれにせよ正式な決定を待って、個々人で自分がどのように制度を活用していけば良いのか考える必要があるでしょう。

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