日本株はダメなのか?
2019.12.4

株式会社AWARDです。

日本株はダメだという論調を、金融のプロの方から聞くことがあります。実際のところ、バブル期に最高値をつけた日経平均株価は、30年以上が経とうとする今も未だにその値を超えることができていません。同期間に米国株は9倍ほどになっているにも関わらず、です。

株式の価値はどうやって決まる?


こうして単純に比べてしまうと、米国株に対して日本株はダメなのであろうか?と思ってしまうかもしれません。しかし、そもそもバブルというのはなんだったのかについて、私たちは知る必要があります。

株式の価値というのは基本的にはその株式が出すことのできる利益に対して連動しています。現在日本株は企業が出す利益に対して14倍ほどの値をつけています。つまり、企業が成長しなかったとしても14年間あれば株式の価格分の利益を出すことができる、という状態にあるわけです。日々株式の価格は変動しますが、その価格は概ね利益の13~15倍に収まると言われています。

バブル期の価格は


ではバブル期は企業の出す利益に対して、いったいどのくらいの株価がついていたのでしょうか?バブル期の日本株の場合は、なんと80倍以上の価格がついていました。さらに、バブルが弾ける直前の日本株は、利益の100~200倍の価格となっていました。つまり、皆が企業の株価の出している利益に対して、高い株価を正当化していた時代だったということです。

その頃の日本企業は業績も好調だったようですが、それにしても異常な株価がついていたということです。これがバブルと言われる所以でもあるわけです。ここから株価は下がり、現在は世界の様々な国の株価と比べても、利益に対して適正な領域にあると言えそうです。

バブル期の適正価格と比較すると?


わたしは、バブル期に仮に今と同じくらいの利益に対する倍率で価格がついていたとしたら、現在の日経平均株価も3~6倍くらいにはなっていたのではと考えています。あまりにバブル期が割高であったからこそ、日本株は不当に評価されているのかもしれません。

実際、日本株の中から魅力的な株を探して購入している海外の有名投資家もいらっしゃいます。決して日本株が完全にダメな投資対象というわけではないのです。

とは言え米国株に比べると最近の30年間で比較しての収益性はやはり落ちるので、長期的には国としての成長性も大切かなとも思っています。しっかりと適正な評価をした上で、バランス良い投資を心がけてみてはいかがでしょうか。

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