分配金の再投資
2019.11.25

株式会社AWARDです。

投資信託を購入していると分配金を貰えることがあります。分配金がでるというと嬉しく感じるかと思いますが、実はこの分配金が曲者で、投資効果を落としてしまっていることもあります。本日は分配金についてのお話をさせていただきます。

分配金とは?


分配金とは、投資信託の分配可能原資とよばれる資金の中から、決算後に直接投資家に支払われる金額のことです。「普通分配金」と「特別分配金(元本払戻金)」の2種類が存在しています。

簡単に言えば普通分配金というのは、お金が殖えて利益が出た部分から支払われる分配金のことで、特別分配金は自分が投資した元本部分が削られて戻ってくる分配金のことを指します。つまり後者の場合は分配金が貰えたからと言って自分のお金が殖えたわけではないのです。

分配金の再投資


最近では分配金が多く出る投資信託は、実は投資効果が低いということがだんだんと知られるようになってきました。毎月分配型の投資信託などはほとんどが特別分配金の場合もあり、実際には自分が投資していたお金が手元に戻ってきてしまうだけということも多かったからです。

そのため分配金が外に出てきてしまうのを気にする方は、「分配金再投資コース(=自動けいぞく投資コース)」を選択して投資信託を購入することになります。すると、支払われる分配金で自動的に投資信託が買い増しされるため、投資効果はある程度保たれることになります。

しかし、ここでも注意したいのが、分配金を再投資したとしても、普通分配金に対してはしっかりと税金がかかってきてしまうということです。一度利益が確定された部分に関しては課税の対象となります。そのため、分配金を再投資するというのは悪い選択肢ではないのですが、類似の投資信託で最初から分配金が出ないタイプのものがあればそちらを選択した方が好ましいことになります。

分配金の意味を考える


貰えると嬉しい分配金ですが、その本質的な意味を考えると貰わずに運用を継続していった方が良い場合が多いかと思います。単利と複利の考え方をご存知の方は大勢いらっしゃるかと思いますが、分配金をもらうということは、複利の効果を自分から受けられないようにしてしまっているということにもなるでしょう。

ただし、貰った分配金で別の投資に取り組みたい、ですとか、その分配金を使って定期的にやりたいことがある、という方などはそのタイミングで利益を確定しているのと同じことなので良い投資ができていると言えるかもしれません。

分配金ひとつをとっても、なぜそこで貰うのかという意味を考えてみてはいかがでしょうか。

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