株主優待の問題点
2019.11.24

株式会社AWARDです。

株式投資をしていると貰えることのある株主優待。応援している会社から品物や金券などが届くのは嬉しいものですよね。しかし、この株主優待というのは投資という観点から見ると問題があります。

株主優待はどこから出てる?


株主優待というのは誰がお金を払って用意しているのでしょうか?それは当然のことながら株式会社である企業になります。品物や金券などを企業が利益の中から購入し、株主に送っているということです。つまり、企業は自身の利益を削りながら株主優待を投資家へと出しているのです。

基本的に株式会社の利益というのは投資家に帰属する仕組みになっています。なので株主優待がもらえてお得と思っていても、本当は自分のお財布の中から株主優待のためのお金が使われて、それが送られてきているだけ、ということになるわけです。

機関投資家にとっては


株主優待制度は外国人投資家や国内機関投資家(保険会社や銀行、年金基金など)にとってはメリットが無く、基本的に良くは思われていません。こうした機関投資家はお食事の優待券などを大量に貰っても使うことはできず困るだけなのです。その上で本来もらえるはずだった配当などが減ってしまうのでは全く意味がありませんよね。

つまり株主優待を喜んでいるのは基本的に個人投資家だけということになります。株主優待は最低単位の100株でも持っているともらえるものが多いです。つまり企業側としては株主優待を実施しているのは個人投資家の関心を得る宣伝のための部分が大きいということになります。

優待株は下がりにくい?


経済的に考えるとあまりメリットのない株主優待ですが、優待制度を持っている株式は下落に強いという話もあります。継続して持っていると優待でもらえる品が多くなる、といった制度を導入している会社もあり、そういったところの株式は個人投資家があまり売らないため価格が下がりにくくなるようです。

一見とてもお得なように見える株主優待ですが、本当は自分たちのお金で品物や優待券を買っているようなもの、というのはぜひ覚えておいていただければと思います。ただし、優待があるがゆえに人気の株式などもありますので、そうしたところに魅力を感じて購入するのは戦略の一つとしてありなのかな、と思います。

株式投資は企業の出す利益や企業の持つ資産といった本質に着目するのが王道ですので、株主優待に惑わされ過ぎないようにしていきましょう。

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