毎月分配型の投資信託
2019.11.9

株式会社AWARDです。

証券会社等で投資信託を探していると、『毎月分配型』と名前のつくものがあります。毎月分配金がもらえるという一見魅力的に見える投資信託なのですが、実際のところはどうなのでしょうか。本日は毎月分配型の投資信託についてご案内させていただきます。

2種類ある分配金


毎月分配型の投資信託は、1ヵ月ごとに決算を行い収益や純資産の一部を分配金として毎月投資家に出していく運用方針になっています。毎月分配金がもらえるということで多くの方に人気となった商品ですが、一口に分配金といってもそこには2つの種類があるのに注意が必要です。

その2種類とは以下の通りとなります。

普通分配金…個別元本を上回る部分からの分配金であり、運用により生じた収益から支払われ課税対象となる。

元本払戻金(特別分配金)…個別元本を下回る部分からの分配金であり、「投資した元本の一部払戻し」に当たるため非課税となる。

一般的に分配金というと収益が出たことによってそれをもらえるというイメージがありますよね。しかし、それは普通分配金の話であり、元本払戻金(特別分配金)の場合は自分が投資した元本の一部が手元に戻ってくるだけなので、実際にはお金が殖えているわけではないのです。

複利運用にも不利


毎月分配型の投資信託は、複利で運用をさせたいという際にも不利になります。運用益が出た場合でも、普通分配金として外に出てしまうため、複利の効果が生まれにくくなります。また元本払戻金(特別分配金)の場合は、そもそも運用している元本自体がどんどん減ってしまうことにもなります。

最近では配当金を再投資する、という選択肢を証券会社で選べるようにもなっているのですが、普通分配金は外に払い出された時点で課税されてしまいます。投資信託の中で運用が続けられれば売却するまでは課税されないため、分配金が出るタイプの投資信託で分配金を再投資するよりは、最初から分配金を出さないタイプの投資信託でお金を殖やすことを考えた方が良いかもしれません。

毎月分配型の投資信託には注意


というわけで、毎月分配型の投資信託はじっくりとお金を殖やしたいという方にとっては基本的に良い商品とは言いにくいです。利益は使ってこそ価値がある、というのもあるのですが、最初から分配金が出ないタイプの投資信託を購入しておいて、必要なタイミングで取り崩した方が合理的と言えるかもしれませんね。

毎月分配型の投資信託を銀行や証券会社でお勧めされた場合には、そんなことを思い出すようにしていただければと思います。

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