金への投資は安全?
2019.11.3

株式会社AWARDです。

金(ゴールド)と言うと、世界中で安全な資産の一つとして認識されています。しかし、本当に金は資産として安心して持ち続けられるものなのでしょうか。本日は資産としての金について考えてみましょう。

なぜ金は評価されるか


金は昔からその輝きと化学的な変化を起こしにくい性質から、世界各国で価値がある物資として評価されてきました。金貨、ツタンカーメンの黄金のマスク、漢委奴国王印と呼ばれる金印など、歴史の中でも様々な金で作られた価値があるものが登場してきたことは皆さんもご存知でしょう。

現在でも宝飾品等としても使われていますし、その価値は変わらず高いものと評価されています。また金は材料としてもいくつか優れた性質を持っており、小さい電気抵抗、高い熱伝導率、薄く伸びる性質などは、様々な工業製品としても利用されてきました。そのため、工業面でも需要が旺盛な金属の一つになっているのです。

価格が高騰?


さて、このように価値が高いとされている金は、資産としても重宝されています。純金積立といった月々定額で金を買い続けることができるサービスがあったり、ETF(上場投資信託)などを通じて購入することができたり、金の価格に連動する投資信託もあるため、そうした商品を通じて金を保有しているという方は多いでしょう。またコインやバーの形で現物として保有している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また金は株式などとは違う値動きをする資産としても知られています。金属という物質であり、世界中に限られた量しか存在していないため、需要が高ければ値段は上がり、需要が低ければ値段が下がります。最近ですと中国やロシア、インドなどの新興国の買いが多く入っているのと、ETFを通じた需要などが大きい影響で、価格は上昇傾向です。日経新聞によると現在の金の価格は理論価格を15%ほど上回っているそうです。

他の資産とのバランスを


金というのはそれ自体が金利を生むような資産ではありません。世界中でどのくらいの需要があるかだけで価格が形成されていくので、需要がなくなれば大きく値下がりするリスクもはらんでいます。あくまでも資産としての主役は株式や不動産といったそれ自体が収益を生み出すものを据えるのがお勧めです。金はそうした資産が景気の後退局面で値下がりするタイミングに資産を守ってくれるものとして、一部保有するという感覚が良いのではないでしょうか。

ただし、現在は価格が理論価格から上振れしているという話もあるため、値下がりのリスクもちゃんと織り込んだ上で保有すると良いかと思います。

カテゴリーから記事を探す