若者が変える消費行動
2019.10.30

株式会社AWARDです。

多くの方にとってモノを買う場所というのは、街中にあるお店やインターネット上のショッピングサイトなのではと思います。しかし、こうしたモノを買う場所という感覚が世代によってかなり異なっていることが、1万人に対するインターネット調査で浮き彫りになっています。

フリマアプリの利用率


今回ご紹介するのは、博報堂生活総合研究所が行った「消費1万人調査」の内容を抜粋したものになります。調査の概要については下記のようになっています。

【消費1万人調査】
・調査地域:全国
・調査手法:インターネット調査
・調査対象:15~69歳の男女10,000人(国勢調査に基づき性年代・エリアの人口構成比で割付)
・調査期間:2019年5月28日~6月1日

こちらの調査はフリマアプリの利用やインターネット上の家計簿アプリの利用等について、アンケート式で質問に答えていく内容になっています。特にこのコラムでは、

フリマアプリ(購入)

フリマアプリ(出品・販売)

の利用率に着目してみてみたいと思います。

全体での利用率と若者の利用率


まず全体での利用率を見ると、

フリマアプリ(購入):22.2%

フリマアプリ(出品・販売):18.2%

となっています。約5人に1人がフリマアプリを利用していると聞くと、感覚値的にはそのくらいかな、といった印象を持ちました。しかし、10代の方の利用率を見ると、

フリマアプリ(購入):47.3%

フリマアプリ(出品・販売):38.9%

とともに2倍以上の利用率を示しており、特に購入に関しては2人に1人の方がフリマアプリを利用しているという結果になっています。ちなみに50代の方の場合の利用率を見ると、

フリマアプリ(購入):13.7%

フリマアプリ(出品・販売):9.5%

と10%前後となっています。フリマアプリのような個人間での売買取引に関しては、世代間で利用率が全く違うことが分かりますよね。ちなみに10代、20代、30代は利用率は全体に比べて5%以上高くなっていました。

モノとお金の流れが変わる?


こうしたフリマアプリの利用がなにを引き起こすかを考えると、モノとお金の流れを大きく変えることが考えられます。今までのお店でモノを買うという消費行動の場合は、モノは製造会社⇒卸売会社⇒販売会社⇒消費者といったように動き、お金は消費者⇒販売会社⇒卸売会社⇒製造会社といったように動く例が多かったかと思います。

しかし、個人間でのフリマアプリの利用などにおける消費行動では、お金もモノも、

消費者⇔消費者

で動きが完結することになります。若い方の場合はこうした経済活動がどんどん一般的になっているということを上記のデータは示しているのではないでしょうか。

まだ消費行動全体におけるフリマアプリ等が占める割合は決して大きくはないでしょうが、この流れは続いていく可能性が高いです。また、若い方が多く利用しているということは月日を追うごとにフリマアプリの浸透率は上がっていくことが考えられます。

こうした消費行動のモデルを上手く捉える企業がこれから生き残ったり業績を伸ばしていく企業なのかもしれませんね。

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