S&P500最高値更新
2019.10.29

株式会社AWARDです。

米国の株価の代表的な指数であるS&P500が3ヶ月ぶりに最高値を更新しました。非常に強い米国株ですが、その要因はどこにあるのでしょうか。

ハイテク株が強い


米国のS&P500は、ニューヨーク証券取引所、NYSE American、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数です。日経平均株価などは値がさ株と言われる1株の価格が高い株式の影響を受けやすい指数になっていますが、こちらのS&P500は500銘柄の中でも時価総額の大きな株式の影響を受けやすい指数になっています。

ちなみに現在の構成銘柄の時価総額上位5銘柄を挙げると、

1位 アップル

2位 マイクロソフト

3位 アマゾン

4位 フェイスブック

5位 JPモルガンチェース

と実に4銘柄がハイテク株と呼ばれる株になります(JPモルガンチェースは金融株です)。ちなみに6位はグーグルの親会社であるアルファベットが続きます。これらの企業が現在の米国の株式市場を引っ張っていると言っても過言ではないでしょう。

10年ごとのS&P500の値


米国のS&P500は過去にとても堅調に上昇してきた指数としても知られており、10年ごとの終値を1960年から見てみると、

1960年 58.11

1970年 92.15

1980年 135.75

1990年 353.40

2000年 1,320.28

2010年 1,257.64

となっています。ちなみに昨日の終値は3039.42となっており、10年ごとですと2000年から2010年にかけての10年間以外ではすべて値上がりしています。日本の場合はバブル絶頂だった1990年頃の高値を未だに更新できていないのですが、米国ではその頃から9倍近くまで株価が上昇している、ということになりますね。

なお2000年から2010年にかけての米国では、ITバブル崩壊、サブプライムショック、リーマンショックなどの経済危機が立て続けにありました。米国株はよほどのことがなければ10年間経って成長しないことはなかったとも言えます。

来年は大統領選も


なお、今回の最高値更新はトランプ米大統領が中国との貿易協議の部分合意についての調整が「計画より早く進んでいる」と述べたと報道されたことが要因の一つとなっています。トランプ大統領にとっては、来年は大統領選が控える年になります。大統領選前に株価が下がると選挙での戦いが苦しくなるため、株価上昇のためにいくつかカードを切ってくる可能性が高そうです。

米国の大統領選は2020年11月3日の予定です。そんなことも考えながら株式市場を見ていると、政治との関り合いも見えてくるかもしれませんね。

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