株式会社AWARDです。
多くの方にとって投資というのはお金を殖やすための手段であり、自分の手元にあるお金を使って自分がするものかと思います。しかし、投資をする人がいるからには投資を受ける側がいるのも当然のことですよね。本日はなかなか意識することのない投資を受ける側の立場にたって投資のことを考えてみましょう。
投資を受ける=資金調達
投資を受けることが、企業や事業体にとってどういう意味があるかというと、端的に言うと『資金調達』となります。先日上場したchatworkの場合なども新規上場にあたって自社の株式を多くの投資家に買ってもらいました。そして株式を買ってもらった対価として、160億円ほどの資金を証券市場から調達したことになります。
新規上場などの場合こうした調達された資金の使い道についてもあらかじめ書面で公表されています。企業や事業体が資金調達するのは単純な運転資金の確保の意味合いのときもありますが、新規上場による資金調達の際には設備投資や開発費などさらに事業を発展させていくための前向きな理由を謳うことが多いです。
資金調達の方法は?
資金調達の方法としては大きく分けると2つの種類があり、専門用語で言うとデッドとエクイティなどと言われます。
デット(debt)というのは、簡単に言うと借金のことです。企業や事業体側から見れば、debt=負債となる資金調達方法ということですね。借金ですから返済期日と金利を決めて、企業や事業体が投資家に対して元本と金利ぶんの利息を返済することになります。投資家側から見れば、相手が返済の約束を守ってくれるのであれば、元本が戻ってくる安心できる投資になります。
エクイティ(equity)というのは株主資本のことであり、言い換えれば出資のことを指します。投資を受ける側から見れば、エクイティで調達した資金は事業に失敗しても返済の義務のないお金になります。また投資家側からすると、戻ってくる確約はないけれども大きく増える可能性のある投資ということが言えるでしょう。
資金調達の理由を知る
投資をする上で考えたいことの一つが、相手がなぜその資金調達を必要としているかです。単純な運転資金を欲しているのであれば、そのお金はどんどんなくなってしまうお金になるわけですから、投資のリターンが得られる可能性は低くなってしまいます。しかし、今後の成長のための道筋が見えており、前向きな資金調達をしていると言うのであれば、投資家も恩恵を受けられる可能性は高くなるでしょう。
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