高配当株は良い株か
2019.9.20

株式会社AWARDです。

配当利回りが高い株式、というと魅力的に感じる方は多いのではないでしょうか。誰しもが知る会社の株式で高い配当が貰えるのであれば、とてもお得なのではと思う方は多いかもしれません。しかし、高い配当にはそれなりの理由がある場合がほとんどです。本日はそんなことについてご紹介したいと思います。

JT株の配当が7%?


日本たばこ産業『JT』をご存知の方は多いでしょう。日本のたばこ業界を一手に取りまとめている大企業ですが、こちらの株式の配当利回りは現在7%ほどとなっています。7%の利回りというと株価が一切上がらなかったとしても10年ほどで投資した資金が倍になる水準です。

配当は毎年2回もらえるのですが、今年の予想配当金は年間で154円となっています。9月19日時点でのJTの株価は2,298円ですから、

154円÷2,298円×100%
6.70%

となるわけです。この配当金が毎年もらえるのであれば、かなり魅力的だと思いませんか?

配当性向に注意


色々な株を見ていると、この配当利回りの高さに目がいく銘柄というのはたくさんあります。当然配当が出るのはわるいことではないのですが、それだけにとらわれるのは実は危険なことでもあります。そもそも、配当というのはどこから出ているのか、という視点も必要だからです。

『配当性向』という企業が出している利益のうちどのくらいの割合を配当として株主に還元しているか、という指標があります。こちらの数字は日本の会社ですとだいたい30%前後が平均なのですが、JT株の配当性向はどのくらいだと思いますか?これに関しては、現在予想されている数字で、

74.6%

とかなり高くなっています。つまり、利益のうち配当に回している割合が平均的な企業に比べて2倍以上あるということになります。

利益のうち高い割合を投資家に配当として出しているということは、将来企業が成長するための資金として残されている利益の割合が少ないことも同時に意味します。高い配当利回りがあっても、将来的にその配当が続く保証がされているわけではないので、実際には企業の中身自体をしっかりみて株式は購入する必要があります。

なにを基準に投資するか


株式に投資する手法としては、バリュー投資、グロース投資、と呼ばれるものがありますが、こうした手法はいずれも企業の出している利益に対する株価の割安割高を見たり、今後の企業の成長性を見たりしながら投資をするものになります。配当だけを見ても良い投資をするのはむずかしいのはぜひ知っておいて頂ければと思います。

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