株式会社AWARDです。
投資で利益を出す方法は主に2つあるのをご存知でしょうか。本日はその2つについてご紹介したいと思います。
投資で利益を得る方法
投資で利益を出す方法の一つは、
『潜在的な成長から利益を得る方法』
もう一つは、
『ボラティリティ(価格変動)から利益を得る方法』
です。一般的に長期的な株式投資の場合は一つ目の潜在的な成長から利益を得ることが多いですが、短期的なトレードでは二つ目の価格変動から利益を得ることが多いと言えます。この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
潜在的な成長から得られる利益
例えば株式に投資した場合、そこから得られる利益というのは株式会社が出す利益が株主に帰属することから生まれてきます。その利益というのは、平均すると年間で株価の5~10%程度になる傾向が世界中の市場で見られます。つまり株式を購入した場合、その企業が生み出す利益は平均で株価の5~10%程度なので、5~10%程度の利益が毎年見込めることになります。
この利益は当然企業の業績に応じて変わってきますので、業績が良くなっていく企業や、安定して利益を出している企業に対して投資をすると投資は成功しやすいでしょう。このことから、投資先として相応しい企業というのはこれからも成長していく企業や、これからも安定して利益を出し続けるであろう企業ということになります。
また潜在的な成長を期待して投資を行う上では、成長市場へと目を向ける必要があることが分かってくるのではないでしょうか。衰退していく市場では企業も利益を上げることが難しくなっていくため、投資対象としては相応しくないということになります。例えば今後少子高齢化がさらに進み人口が減っていく日本では、国内だけを市場としている競争力が弱い会社は淘汰されていく可能性が高いでしょう。
価格変動から利益を得る?
さて、一方で企業の潜在的な成長率以上に利益を出す投資家がいるのには理由があります。それは株式の価格というのは市場参加者の思惑によって大きく変動し、その変動を捉えることで大きな利益を出すことができるからです。この変動幅の大きさのことをボラティリティと言い、ボラティリティが大きい市場では大きい利益を出すことが可能な反面、大きな損失を出す可能性も高いということになります。
価格の変動は会社の業績の変化だけではなく、世界の市況などからも大きな影響を受けます。また、会社に関連するニュースが出た場合にも大きく反応して株価は動きます。こうした変動を上手に捉え、『安く買って高く売る』もしくは『高く売って安く買う』ということができれば、本来株式が持つ成長率以上の利益を得ることが可能になるわけです。
ただし、価格変動を捉えて利益を上げるのは市場参加者間でのお金の奪い合いでもあるため、潜在的な成長の恩恵を受けるのとは違って全員が利益を上げることができるわけではありません。勝負に勝つために勉強をして経験を積む必要があるものだと考えておく必要があるでしょう。
今回は潜在的な成長から利益を得る方法と、価格変動から利益を得る方法の違いについてご紹介させていただきました。どちらの方が自分に合った投資かについて考え、実践してみていただければと思います。