ヤフーがZOZO買収か
2019.9.12

株式会社AWARDです。

ヤフーがZOZOを買収するという驚きのニュースが耳に入ってきました。現在は日経新聞にて記事となっていますが、本日正式に発表される模様です。買収について現時点でわかっていることについてご紹介していきます。

TOBで子会社化か


現在ニュースになっている内容によると、ヤフーはZOZOをTOBにより子会社化する意向のようです。TOBとは、“株式公開買い付け(Take Over Bid)“の略称となります。上場企業の発行する株式を、通常の市場売買でなく、あらかじめ買い取る「期間」、「株数」、「価格」を提示して、市場外で買い付けることを指します。

TOBのメリットとしては、株式の取得にかかる費用を予め明確にできる点にあります。通常、証券取引市場を通して株式の大量注文を行うと、自身の買い注文が原因で株価の急激な上昇が起こり、株式の取得に要する費用が最後まで読めません。その点、TOBでは一定価格で株式を買付けるため、株式の取得に要する費用がほぼ確定できるのです。一方で、TOBに応じる株主が少なければ、買収が失敗に終わる可能性もあります。

前澤氏は経営を引退?


現在のZOZOの筆頭株主は創業者である前澤友作氏です。ZOZOの発行済み株式のうち3割超を持つ前澤氏は、すでにTOBに合意していると伝えられているため、ヤフーがZOZOの筆頭株主になれることはほぼ確実と考えられます。なお、前澤氏はTOBをきっかけとしてZOZOの経営からは引退する意向のようです。

なお現在のZOZOの時価総額は約6,750億円です。前澤氏の持つ約35%の株式が現在の市場価格と同値でTOBされた場合、前澤氏の手元に入ってくる金額は2,400億円近くということになります。これまでは資産の大半が自社株であった前澤氏。今回のTOBが実行されれば、税金こそかかってきますが、莫大なキャッシュを手にすることになりそうです。

今後のZOZOの行方は


TOBが成功すれば、ソフトバンクグループであるヤフーの傘下にZOZOが入ることになります。ヤフーからすると、ZOZOの20~30代の若い人が多く含まれる約800万人の顧客は魅力的なようです。一方でZOZO側としてもソフトバンクグループの携帯等の顧客から利用者を開拓できるのはメリットが大きいのではないでしょうか。

急激な成長を遂げてきたZOZOが、創業社長の手から離れたときにどのような発展を遂げていくのか楽しみなところです。どのような条件でTOBが行われるかなどについても追ってみると面白いのではないでしょうか。

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