円高と円安
2019.9.9

株式会社AWARDです。

昨日コラムでご紹介した、バフェット氏の率いるバークシャー・ハサウェイが円債を発行したということは、皆様から多くの反響がありました。バフェット氏が長期的な円安を見込んでいるのであれば、わたしたちは円だけで資産を持っていると資産が目減りしていってしまうかもしれません。本日はここ最近の円高、円安の数字を見つつ、通貨分散の必要性について考えてみたいと思います。

ここ10年での円高・円安


ここ10年間で一番円高・円安になったときの為替の値を振り返ってみましょう。最も円高になったのは東日本大震災があった2011年でした。また最も円安になったのは2015年で米国の利上げなどが示唆されはじめたタイミングのことでした。それぞれの年につけた1ドルの価格を見てみると、

《2011年10月31日》

 1ドル=75円32銭

《2015年6月5日》

 1ドル=126円86銭

となっています。つまり、わずか3年半ほどの期間で円のドル換算での価値は40%以上変化したことになります。

円の価値の変化に備えるには?


この3年半の間には日本銀行の金融政策の変化や、ギリシャの経済危機、米国で利上げが検討されるなど為替が動く要因がたくさんありましたが、それでもこの短期間でこれだけ価値が変化する通貨を単独で持っているのは危険度が高いとも言えるでしょう。しかし、多くの日本人は資産を日本円だけで持っています。日本で住んでいるわけですから日本円を多く持っているのは当然のことではあるのですが、資産を守るという意味では通貨を分散して持つ必要性があるのではないでしょうか。

資産を日本円100%で持っていた場合、上記のような為替の変化があると大いに資産全体のドル換算の価値は変わってしまいます。しかし、米ドルと日本円を50%ずつ持っていた場合、円高・円安どちらに振れたとしても資産の価値の振れ幅を小さくすることが可能になります。そのため、もし可能であるならば、日本で住んでいて日本円を日々稼いでいるとしても、資産の50%は米ドル等の外貨で持つことをお勧めいたします。

資産の一部に外貨を


もちろん日本にいる限り最終的に使用する通貨は日本円の可能性が高いでしょう。しかし、急激な円安が一時的に進んだときなども、その円安がおさまるまで保有している外貨を日本円に換えて生活するというのは、資産防衛の観点から見ても有効です。50%とはいかなくても資産の一部を外貨で持っておくのは誰にでもお勧めできることになります。ぜひご自身の資産のうち外貨で持つ割合について考えてみてはいかがでしょうか。

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