4月の市場 まとめ【資産運用】
2016.5.2

株式会社AWARDの渡邉です。4月も終わりましたので本日は1ヶ月の株式市場のまとめをさせて頂きます。

1月より原油価格、中国市場、米国市場、円高などの影響を受けて不安定な相場が続いている株式市場ですが、4月もかなり動きの激しい月となりました。4月1日の始値は16719.56円でしたが、前半には3日間で1000円日経平均株価が下落するような場面もあり安値は15471.80円となっています。安倍首相が海外メディア(ウォールストリートジャーナル)に対して、為替が円高に振れても介入はしないという趣旨の発言をしたことで円高がすすんだこととも一因になりました。どうやら政府としても予想外の出来事であったようで、その後には麻生財務相が介入の可能性に言及し少し円安に戻す場面もありました。麻生財務相が安倍首相をフォローした形になるでしょうか。

4月はG20、ECBの会合、FOMC、日銀金融政策決定会合等の金融イベントも目白押しでした。G20では、日本側の円高をこれ以上進めたくないという思惑と、米国の為替介入に否定的な姿勢がぶつかる場面なども見られたため、また少し円高が進みました。ECB、FOMC、日銀金融政策決定会合は結果として全て現状維持が決定されましたが、日銀金融政策決定会合はかなり市場に大きな影響を与えることになりました。

金融政策の決定会合前に、日銀が金融機関に対する貸し出し金利にマイナス金利を適用することを検討しているというニュースが流れたことが市場の様子を一変させました。フライング感もあるこのニュースが、上昇していた日経平均株価をさらに数百円押し上げ17500円を一時突破しました。日銀がお金を貸し出す先は金融機関ですので、金融機関はお金を借りると利子を貰えるということになります。適用されたら金融機関の業績が改善するだろう、という思惑もあり銀行関連株が特に値上がりしました。

そして迎えた日銀金融政策決定会合では現状維持が決定。期待を裏切られた形になった市場では、一気に株価が下落し4月28日の終値は16666.05円となりました。さらに、その後も先物市場では日経平均株価は下落し続けシカゴ市場では15800円台をつけています。日本はGWで市場が開いてない日が多くなりますが、海外の投資家は先物市場などで売買を行っています。振り回されないように取引したいですね。106円台に突入してしまったドル円の為替レートにも要注目です。

5月は日銀金融政策決定会合で出た失望感をどのように消化していくのかがポイントになるかと思います。株価は市場参加者の気分で大きく変わります。メディアなども見ながら市場の雰囲気を掴んでいきましょう。

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