投資対象としての金
2019.9.1

株式会社AWARDです。

最近金の価格が上昇しています。米中の先行きが見えない貿易戦争や、不安定なドイツ銀行の状態などに備えて資金が流れ込んでいるからだと考えられます。本日は投資対象としての金について考えてみましょう。

金の特徴は?


金は昔から価値を保ち続けている物質です。古くはツタンカーメンの黄金のマスク、漢委奴国王印として教科書にも載っている金印などに始まり、小判金貨として世界中で通貨としても使われてきました。今でも金貨やインゴット(金のバー)などは資産の保全手段として利用されることがあります。

なぜこのように金が好まれるかというと、装飾品や工業用品として必要不可欠な物質であること、そして美しく人を惹きつける魅力があるからでしょう。どこの国でも金は貴重な物質として扱われますし、価値があるものと考えられています。実際のところ、現在の金はたった1gで5,500円以上の価格がついています。

金への投資方法


金への投資方法は色々とあります。

・金貨やインゴットを買う

・銀行、証券会社、金の販売会社で購入する

・金の先物を買う

・金価格に連動するETFを買う

この中で最も簡単なのは銀行や金の販売会社などのでの購入でしょうか。最近は証券会社などでも取り扱いが見られるようになりました。田中貴金属や三菱マテリアルといった貴金属を扱う会社で金の積立投資を続けているという方も多いことでしょう。

金貨やインゴットは手元に金を置いておけるというメリットがありますが、保管に気を遣うことや手数料が高くなりがちなのがデメリットです。家に金があったら気持ち的に満たされる方はいらっしゃるでしょうが、気軽な方法ではないかもしれませんね。

金価格に連動するETFは短期的に金に投資をしたいというのであれば、流動性も高く購入時の手数料も安いので良いかもしれません。ただし、長期的に投資をしたいのであれば、毎年かかる手数料が発生してしまうため他の手段を選ぶのが良さそうです。

金は利益を生まない


さて、このように金に投資する手段はたくさんあるのですが、気を付けたいのは金はそれ自体が利益を生むことはないという点です。株式・債券・不動産といった資産は、配当や家賃収入として新たな利益を生み出してくれますが、金はそれ自体の価値が変動するだけで投資家に新たな利益をもたらしてくれることはないのです。個人的には金は資産の一部(5~10%)程度として持ち、金融危機などの際に資産全体の安定性を保つといった目的で使う投資対象かな、と考えています。

金自体がモノなのでインフレなどに強いというメリットもあります。長期投資の際の収益力は株式・債券・不動産などには見劣りしますが、上手に資産の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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