日本株はダメな株?
2019.8.25

株式会社AWARDです。

日本で投資をする、ということになると一番に思い浮かぶのは日本株ではないでしょうか。トヨタ、ソフトバンク、ソニー、キーエンス、ファーストリテイリングなど日本を代表する企業に投資するというのは、投資をしている実感も湧きやすいかと思います。しかし、一方で日本株はバブル期から半値になっているし、投資しても利益は上がらないといったことを言う方もいます。そのあたりについて本日は考えてみましょう。

バブル期と比べるのは適切?


日本株が勝てない理由として、バブル期と比較したときの現在の株価がよく取り上げられます。日経平均株価は日本の代表的な企業225社の株価から算出されていますが、バブル絶頂の1989年12月29日には取引時間中に38,957円44銭といった価格をつけています。一方で現在の日経平均株価は8月23日時点で20,710円91銭。こうしてみると、30年前と比べて2分の1程度になってしまっているのが、日本の株式であるということができます。

しかし、これを根拠に日本株はダメ、というのは少々乱暴な話になります。株価というのは、主に会社があげる利益の額に応じて算出されています。会社のあげる利益の何倍の株価がついているか、という考え方がPER(株価収益率)であり、企業のあげる利益が1年間に1億円でPERが15倍の株であれば時価総額は15億円ということになるわけです。

このPERは世界的に見て10~20倍程度におさまることが多く、数値が低いほど割安、高いほど割高と判断されます。ちなみに現在の日経平均株価のPERは何倍かというと、前期基準で11.74倍となっています。かなり割安な水準ですね。ではバブル期のPERは一体いくつぐらいだったと思われますか?この数値ですが、なんと80倍ほどだったと言われており、高いときには100~200倍程度までいっていたそうです。実際に企業が出している利益に対して、異常に高い株価をつけていたというのがバブル期だったということですね。

日本株の適正な評価は?


こうして考えるとバブル期の株価と比べて今現在が半値になっている、という議論はかなり乱暴なことがお分かりいただけるのではないでしょうか。企業の利益や内部留保はすでにバブル期よりもはるかに大きくなっており、十分に評価できるような状態になっているのが今の日本株なのです。今回は主に企業が出している利益の面から日本株を評価してみましたが、企業が持つ内部留保・純資産から見ても日本株は割安な水準です。

バブル期と比較して、という話を鵜呑みにするのではなく、今の日本株を適正に評価して投資をしてみてはいかがでしょうか。景気が悪化する見通しになれば株価は下がってしまうのですが。必ずしも日本の株式市場の状態は悪いものではないかもしれません。

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