VCのメリット・デメリット
2019.8.20

株式会社AWARDです。

昨日はベンチャー企業の資金調達を支援するVC(ベンチャーキャピタル)の役割についてご紹介させていただきました。本日はVCから出資を受けることのメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。

VCから出資を受けるメリット


ベンチャー企業がVCから資金調達をするメリットとしては下記のようなことが挙げられます。

・投資受けてからの資金調達がしやすくなる

・事業提携先やパートナーを紹介してもらえる

・経営の支援を受けることができる

まず、VCから資金を調達できると、それだけその事業が投資先として有望であることを示すことができます。そのため、VCから一度出資を受けることで、その後の資金調達の難易度はさがると言われています。他のVCもライバルのVCが投資している企業となれば気になりますよね。有望な企業に投資することで利益を得るのがVCですから、事業が有望であることを示す意味でもVCから出資を受けることは価値があると言えます。

またVCはただお金だけを提供するのではなく、投資先の事業が成長するように事業提携先やパートナーを紹介してくれたり、経営に関わり支援をしてくれることもあります。VCは様々な企業のリサーチをしており、投資を通して多くの企業との関り合いも持っています。そうした関りの中から事業提携先やパートナーを紹介してくれることがあるのです。むしろ、資金以外のこうした部分でVCが価値を発揮することも多いようです。

VCから出資を受けるデメリット


逆にVCから出資を受けるデメリットとしてはどのようなものが考えられるのでしょうか。

・出資者であるVCの意向を聞かなければならなくなる

・資金を早期に回収される可能性がある

といった点がデメリットとしては挙げられます。

VCから出資を受けると、VCから派遣される役員が経営についていろいろと注文を出してくることがあります。それでなくてもVCから出資を受ける際には株式の一部を渡すことになるため、資本政策次第では創業者の力(議決権)が弱まり、やりたいように事業を進めることができなくなる可能性があります。VCから出資を受けるということは、会社・事業が創業者たちだけのものではなくなる、ということも示しているのです。

またVCから受けた資金は基本的に株式の対価なため返さなくて良い性質のお金なのですが、出資の契約時の条件次第では、早期な資金回収がされることもあります。VCは投資によって利益をあげるのが仕事です。経営が立ち行かなくなったり、事業の継続が困難になったり、利益があがる見込みがなくなったりしたときには、出資時の契約に基づき資金の回収をされてしまう可能性があります。

このようにベンチャー企業にとってはVCから出資を受けるということは、メリットとデメリットも存在しています。多くの株式上場を果たす企業は、VCからの資金調達を成功させて上場までの道筋を描いていきます。未上場企業への投資というのはリスクが高い投資ですが、それを成功させて利益をあげるプロがVCです。ニュースなどでVCや資金調達の文字を見かけた際には、その会社は将来の上場企業かも、と思うと面白いのではないでしょうか。

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