『絶対に損をするな』
2019.8.10

株式会社AWARDです。

投資の世界で最も成功した人物といえば、多くの方がウォーレン・バフェット氏の名前を挙げることでしょう。そして、そのバフェット氏の言葉に「ルールその1:絶対に損をするな。ルールその2: 絶対にルール1を忘れるな。」というものがあります。なぜバフェット氏はそれほどまでに損を避けることを大切にしているのでしょうか。

50%の損失と50%の利益


投資の世界では利回りという言葉が使われますが、こちらは資産が上がったり下がったりした幅の%のことを指しています。この利回りというのには不思議な性質があり、50%の利益が出たあとに50%の損失が出た場合、もとの数字に戻りそうなものなのですが、実際にはそうはなりません。例えば1,000万円が手元にあったとしたならば、

50%の利益:1,500万円
⇒50%の損失:750万円

といったように元の1,000万円には戻らずに資産は目減りしてしまいます。ちなみにこれを5回繰り返すと、237万円にまで減ってしまうことになるため、利回りの性質を知っていなければ無茶な運用で大きく資産を目減りさせてしまうことにもなりかねないでしょう。

元本を取り戻す難しさ


このように投資の世界では、一度減った元本を取り戻すのは非常に難易度が高くなります。50%目減りした資産をもとに戻すには100%の運用利回りが必要です。だからこそ、バフェット氏は『絶対に損をするな。』というのを強調したのでしょう。

こうした資産の目減りを軽くみると、一気に自分の資産を失うことにもなりかねません。FXなどでしばしばある失敗は、お金の大半を失ってしまい市場から退場せざるを得なくなることです。一度ゼロになった資産は、どんなに高い利回りがあったとしても、もとに戻ることはありません。100万円がゼロになったら、それ以降に100%、200%というリターンが得られたとしても、ゼロはゼロのままです。資金を失うということは資本主義経済の中で、力を失うことと同じ意味となるのです。

ギャンブルでも同様


こうした考え方はギャンブルでも通じます。10万円を1万円に減らしてしまうのは、ギャンブルでは簡単なことですが、そこまで減ったからには何となくまたふやすこともできるのではないか、思われる方が多いでしょう。しかし、もとに戻す難易度は非常に高く確率的にも低いです。

「ルールその1:絶対に損をするな。ルールその2: 絶対にルール1を忘れるな。」これはリスクを取るな、ということではなく、適切なリスクを取り、お金を失っても再起不可能にならないようにお金を守ることを伝えているルールなのだと思います。ぜひ日々の経済活動の中で、あてはまる部分があるかをぜひ見てみていただければと思います。

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