個人にもマイナス金利?
2019.8.5

株式会社AWARDです。

表題のように個人で銀行にお金を預けるとだんたんとお金が減っていくような制度が導入されたとしたら、皆さんはどうしますか?銀行にお金を預けたい人は著しく減ってしいまいそうに思いますが、このような制度の導入がスイスの銀行で発表されたとのことです。

マイナス金利いつから


現在世界の中央銀行では多くが緩和方向の政策をおこなっています。その一つがマイナス金利政策であり、市中にお金が多く出回るように、銀行の銀行である中央銀行に対して、銀行がお金を預けているとすこしずつお金が減るようなマイナス金利が導入されている国がいくつか存在しています。

2012年7月 デンマーク国立銀行がマイナス金利に移行

2014年6月 欧州中央銀行(ECB)が中銀預金金利を-0.1%に

2014年12月 スイス国立銀行がマイナス金利の導入を発表

2016年2月 日本銀行は、日銀当座預金の一部にマイナス金利を導入

といった流れで、マイナス金利は導入されてきました。その他にスウェーデンなどでもマイナス金利が導入されているそうです。

個人の預金にマイナス金利


こうした環境ですと銀行は中央銀行へとお金を預けていることで、すこしずつ資産が減ってしまいます。銀行内で余っている資金が損失を生むようになってしまうため、保管料といった形でお金を預かっている個人からもすこしずつ手数料を徴収できないか、というのが今回の個人に向けたマイナス金利の導入の趣旨ということになります。

今回マイナス金利の導入を決定したのは、スイスの金融大手のUBS。大口の個人預金口座に対して11月1日からマイナス金利を課すとのことです。残高が200万スイスフラン(約2億2000万円)を超す口座を対象に、年0.75%の維持手数料を徴収していく計画になっています。現在スイス国立銀行では、銀行からの預かり金に対して、0.75%の手数料を取っています。これをそのまま大口の顧客へと転嫁するということになります。

マイナス金利政策によって銀行が厳しい状況にあるのはスイスだけではありませんので、この流れは世界中に飛び火していく可能性もあるのではと思います。

資産を守る術を学ぶ


こうした変化は大口の顧客が対象ということで、多くの方にとっては関係のない話に思えるかもしれません。しかし、大口の顧客に手数料を課す、という従来の銀行にはなかった行動をUBSがとったことで、確実に世界の流れにも影響を与えてくるのではと思います。日本の銀行もマイナス金利政策の影響でかなり収益性が弱まっている状態にあります。将来的には小口の顧客に対しても手数料を取るような流れになるかもしれません。

毎年一定の手数料を取られても、資産を目減りさせることがないようにお金の価値を維持できるような運用方法についても知っておかなければ、自分の身を守れない時代になっていくのではないでしょうか。

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