過去30年間の経済成長
2019.7.7

株式会社AWARDです。

日本では日経平均株価が30年前に最高値をつけました。そこから30年間、バブル期につけた最高値を更新することはできていません。日本の経済規模は30年前からどのように変化してきたのでしょうか。また他の国々はどうだったのでしょうか。

過去30年間の各国の成長率


過去30年間の世界各国のGDP(国内総生産)がどのように変化してきたかを見てみると、

日本:1.4倍

米国:3.9倍

英国:3.8倍

シンガポール:9.2倍

韓国:13.1倍

中国:57.7倍

となっています。日本は先進国だから成長していないと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には先進国であった米国や英国もここ30年間でGDPは4倍近くになっています。お隣で今や世界で2番目の経済大国になった中国などは、なんと30年間で60倍近くにGDPが増えているのです。

各国の成長のための戦略


こうした経済成長のためには、国がもっているリソースを使って新しい付加価値を生み出していく必要があります。そのため国家的な戦略として成長のために必要なことに大きなお金を割くということを、多くの国では政治主導で行っているわけです。上記で挙げられている国の中では、シンガポールなどは世界的な金融センターとしての機能を持つことで、一人当たりGDPでアジア1位にまで成長してきました。

また中国などは最近はテクノロジー分野に非常に力を入れているのをご存知の方も多いのではないでしょうか。国家的な戦略としてテクノロジー分野に力を入れてお金を使っていくことを表明していましたが、それも米中の貿易戦争の激化の原因となっていました。米中ともに、今後の世界で大きな産業として成長していくであろう5G、AIなどの分野でコアな技術をおさえることが、国家としての成長に必要不可欠であると考えていることが分かる事例でもあります。

日本の戦略は?


こうして考えると、日本はどこの分野に注力して成長をしていくのか、方向性がわかりにくいようにも感じます。実際のところ過去30年間に先進国の中でも圧倒的に低い成長しかできなかったことを考えると、成長のための戦略が良い方向に機能しているとは言いにくいところです。今月は参院選もありますが、未来を見据えた戦略を掲げている政治家の方に活躍していっていただきたい、と思う次第です。

また日本のGDPが伸びない中で、日本の中だけに投資をしたり、ビジネスをするというのは難易度の高い選択であるというのも同時にお伝えしておきます。30年間で経済規模が全く変わらない国と、30年間で経済規模は数十倍になっている国とではどちらの方が投資やビジネスは成功しやすいでしょうか。答えは自明の理ですよね。改めて日本の置かれている現状を見つめなおすことで、今とは違う行動をと取ることが可能になるのではと思います。

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