今のお金と将来のお金
2019.6.12

株式会社AWARDです。

今の手元にある10,000円と1年後に手元にある10,000円だと、どちらの方が価値が高いと思いますか?この答えがわかると、世の中の色々な場面で有利に立ち回れるかもしれません。本日は今のお金と将来のお金の価値について考えてみましょう。

現在価値とは


金融の世界には『現在価値』という考え方があります。こちらは、発生する時期が違う貨幣の価値を比較可能にするために、将来の価値を一定の割引率を使って現在時点まで割り戻した価値のことを指します。つまり、この考え方を使うと、今の10,000円の方が将来の10,000円よりも価値があることになります。

例えば割引率が年5%とすると、1年後の10,000円はいくらの価値になるのでしょうか。この場合の計算式は、

10,000/1.05 = 9,524円

となり、1年後の10,000円は現在価値は9,524円になる、ということですね。2年後の10,000円の現在価値は、

10,000/1.052 = 9,070 円

となります。一般的に年の割引率をiとすると、t年後のR円の現在価値は、R/(1+i)tと表されることになります。

なぜ現在のお金の方が価値が高い?


さて、ではなぜ今手元にあるお金の方が将来のお金よりも価値があるのでしょうか。これはインフレリスクフリーレート(一般的には10年国債の金利)、そして資産運用によって得られるリターンなどが関係してきます。

お金をただ現金で置いておくとインフレによって価値が目減りしますよね。つまり、同じ額ならば将来のお金の方が今のお金よりも価値が低いことになります。

お金を国に貸す、つまり国債を購入すると一定のリターンが得られます。国は破綻しないことが前提になってくるので、それはリスクを取らずに得られる金利だとしてリスクフリーレートと呼ばれます。つまり、リスクなくして得られる金利があるのであれば、今手元にあるお金は1年後にはリスクを取らずにふやせることになります。

そして、株式などにお金を投じると、基本的には一定の収益が見込めます。長期的にみるとそのリターンは年率5~10%程度はあるようです。株式に投じておけば将来のお金はふえることになるので、今手元にあるお金はリスクを取ればふやせる可能性が高いお金となります。

こうしたことを考慮すると、同じ額であれば将来のお金よりも今のお金の方が価値が高いことになるのです。明日は実際に現在価値の考え方が活かせる場面についてご紹介したいと思います。

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